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某方とお話していて、日記に読書記録を付けるのは良いけれど、 検索ができなくて不便だ…という話になり、やはり随時、読書雑記の方に 写していく事にしました。
という訳で、久々に【読書雑記】を更新です。 と言っても、ここをずっと読んで下さっている方々には、目新しいモノではありませんが。
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訃報 作家半村良死去。68歳だったそうです。 「妖星伝」は、私にとってエポックメイキングになる程の作品でした。 「石の血脈」「産霊山秘録」も伝奇小説の入門として読んだ記憶があります。 68歳はまだまだと思いますが、やはり作家の方というのはあまり長生きされない 様に思います。ご冥福をお祈りいたします。
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映画『THE LORD OF THE RINGS THE FELLOWSHIP OF THE RING』
今更ながら、ラルフ・バクシの偉大さを悟る。 20年前にして、良くぞあれだけの映像を作り上げたものだと。 随所で蘇る、あのシーンあのアングル、あの影、あのスピード、そして、あの象徴…。 幾度と無く繰り返される…
デ ・ ジャ ・ ヴュ
それは、あの時から今までの間に、驚異とも言えるほど進歩した映像技術を以ってしても、 あのアニメイションを超えて原作のイメージを表現するに足る、 更に新しいシーンを創り得なかったのか…という、驚愕にも似た想い。
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不満な処は幾つかあった。 もっと小さなひとつであったはずが、いささか大袈裟になっていた事。 あの、非常に印象的なセリフが、ごくありふれたセリフに変わっていた事。 しかし、それらはあまり大勢には影響しないと思った。
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そして今回、初めて思った。 もっと英語のヒアリングに長けていれば良かったと。 英語を聞き取れぬ人間が感じた事ゆえ、本当はどうだかは解らないが、 どの人物もとても綺麗な発音で喋っているなぁ…と思えたのだ。
当初は不安だった、字幕の訳。 あの独特の瀬田訳に慣れた者として、原文に近い発音での字幕が、 どれ程辛いだろう…という危惧は、杞憂であった。 目は字幕を追いつつも、耳は人物の発音そのものを聞き取り、味わっていた。 字幕は、意味が取れれば、それで良かった。 今まで何度も字幕の映画を観てきて、初めての体験だった様に思う。
あぁでも、エルフの奥方が、ガンダルフを“Mithrandir”と呼んでいたかどうか、 聞き取れなかったのは、心残りである。
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そして… 隠されていたモノ…。 期待を裏切らなかった。
次作が、本当に楽しみである。
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私信:P様。 “指輪の王”は、ひとつの指輪ではなく、 やはり冥王サウロンその人だった様です。 しかし…、裏の意味もまた、あるのですね。
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其は、何をしようとしているのか。 其の、真の目的は何か。 そして、自分のせねばならない事は何なのか…。 今、成すべき事を確実に見定め、それをしなければならない…、 改めて、思った。
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余談: これは完全に独断と偏見と腐れに満ち満ちた感想なのだが…、 かのゴンドールの王の顔が、最初から最後まで、 某漫画の“赤髪の*****”に見えてならなかった…というのは、内緒である(自爆)
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