一日後記

2009年01月08日(木) 丁寧な仕事。

拙宅から近いところに“草月”という和菓子屋さんがあり
ここの“黒松”というどら焼きを時折、お遣いものにしている話を以前に書いた。

昨年29日、黒松を10個ずつ2ヶ所に持って行くことになったため
いつものように電話で予約をしようとしたら、年末は予約ができないという。
仕方がないなとお店に行ってみれば、いつもより2割増くらいの行列で
待っている間に、やはり黒松が好きな実母へ電話をした。

私:「2日にみんな集まるから、その時用のお茶菓子に黒松、どう?」
母:「あら、いいわね。私黒松好きだし、ケーキよりそっちの方がいいわ。」
私:「分かった。何個くらいあればいいかな?」
母:「・・・たくさんあった方がいいね。(笑)」
私:「たくさん、ね。(苦笑)じゃぁ宅配で送るよ。
   日付指定できないらしいけど2日までにゃ届くでしょ。」
母:「ありがとう、よろしくね。」

それで、25個を軽い気持ちで送ったまでは良かったのだが
・・・実際届いたのは昨日のことだった。
ちなみに実家は現在実の両親2人と、犬1匹。
母は最近甘いもの好きになったとはいえ25個は多すぎる。

ここで分かっていただきたいのは、草月側には何の落ち度もない。
なぜなら注文を受ける時にも『いつお届けできるか分かりません』と
何度か言われていたからでもあり、
『(確実に届けるなら)直接お持ち下さった方が・・・』とも言われたからだ。
しかも一昨日の夜にご丁寧にも私(=依頼主)と実家(=送付先)に
きちんと『発送の準備ができましたので』と電話を下さった。
だから『いくら何でも2日までには届くだろう』と思い込んだ私が悪い。

ちなみに25個の半分は、翌日都内に住む妹家族へ送り
残りは冷凍して、実親がお茶請けにすることになった。
実は“いつでも買えるから”とここ半年以上食べていないんだけれど。(苦笑)


それにしても。
ここ(草月)の接客マニュアルはどうなっているんだろうと、時々不思議に思う。
年末の混雑する店内でも声を高ぶらせることなく、淡々としかも上品に
お客様をさばく様子や品物を包む様は、見ていて気持ちがいい。
一昨日電話をいただいた時も、正直なところ面食らった。

これが“品格”ってヤツなのかなと思ったりもする。



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