ひびたわ。
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2002年03月17日(日) SIDS〜娘が天に召された日��


〜初めていらしてくださった方へ〜

去る、2/21の夜、3号こと長女が翌日に1歳の誕生日を控えてSIDSでこの世を去りました。

これからしばらく、運命のその日と、その後について綴らせていただきます。

こういうことを詳細に綴るのは、反対の方もいらっしゃるでしょう。

しかし私は、私自身のために、綴らせていただきます。

事実の記憶を封印するでなく、表に出すことで

自分自身が立ち直る、術の一つにしたいと思います。

けしてお涙頂戴のつもりではなく、エゴに近いかもしれませんが。

語ることで、がんばろうとしてるんだと、

温かく見守っていただけるととてもありがたいです。

しかしかなり厳しい記憶ですし、日が浅いので生々しいです。

読むのは辛いという方はどうぞ、ご遠慮くださいませ。

というわけでしばらくの間、エンピツのジャンルは「苦悩・心」にさせていただきます。

3月1日の分からお読みいただけると、嬉しいです。

なお、この日記を読んでくださった方、特に小さな赤ちゃんをお持ちの方に

この日記を読んだことで、SIDSに関して、

過度に不安を抱かれるのは本意ではありません。

現在日本では2000人に一人の発症率、この数字が多いとも少ないとも申せませんが、

この日記をきっかけに、SIDSについて正しい知識と理解を深める

きっかけとしていただければ幸いに存じます。


SIDS家族の会http://www.sids.gr.jp/





皆、順番に引きあげていきました。

1号2号も、義母たちと一緒に帰っていきました。

私と主人と義父は、明日の焼香順、弔電の読み上げ順などの

打ち合わせをしなくてはならず、その間控え室の3号を見守り、

斎場の蝋燭番をしていてくれた私の両親と妹も最後に帰っていきました。


その夜は、私はもう、泣きませんでした。

枕もとには、3号が眠っている。

蝋燭を見に斎場へ行けば、遺影の3号がにっこり笑っている。

控え室に戻っては眠る3号に話し掛け、

またしばらくうつらうつらし、携帯のアラームを4、50分おきにかけて

斎場に行っては蝋燭と線香の様子を見ながら遺影と話をして。

あまりに安らかな寝顔と、あまりににこやかな遺影に、

私は3号が死んだという意識がどこかへ行ってしまっていたのかもしれません。

いつもと同じように、ただいつもと違う場所で、寝ているだけ。

どっちの部屋に行っても3号がいる。

理解に苦しまれるかもしれませんが、ある種幸せな感覚すら味わいながら

私はその夜を過ごしました。



このまま夜が、明けなければいいと、思いました。


朝が来たら。


この世から、本当に、3号の体は消えてしまう・・・・













時間は、いつもと変わらず、流れていきます。

その流れを早くすることも、遅くすることも、出来はしません。

窓から明るい光があふれます。

いい天気です。

朝は、来ました。




義母と義妹と入れ替わりで自宅にいったん戻る予定だったのですが、

どうにも遅れている様子で、今日は着物を着なければならない私が

間に合わなくなりそうだったので、私と主人だけ先に自宅に戻ることに。

まだ控え室で眠る3号と斎場の遺影に、また後で来るからねと

何度も何度も声をかけて、会館を出ました。

外は本当にいい天気で、放射冷却で車のガラスが凍り付いていました。

「いい天気で、よかったね」

自分で言っておきながら何がいいのかわかりませんが・・

でも、せめて、お天気だけでもよくてよかったと思いたかったのだと思います。



私たちが家に着くのと入れ替わりに、義母と義妹が出て行きました。

私は喪服と小物を引きずり出し、着物を着るのに格闘をはじめました。

(昨日は洋装だったのです)

まっさらの、喪服。まっさらの黒帯。黒の帯揚げも帯締めも草履も、何もかも、新品。

長らく一人で着付けなどしてなかったのですっかりやり方を忘れていて、

なかなか帯が結べなくていらいらしながら、

いらいらと同時に切なさを噛み締めていました。

我が子の為に着る喪服なんて、こんな悲しいものはない・・・・



どうにか支度を終えて、今日は1号2号も一緒に、斎場へ向かいました。

斎場に着くと、親戚縁者はもうほとんどそろっていました。

実母が声をかけてきました。

「今日の新聞でてたの・・あんなん出さんとけばよかったんでないの」

地方在住の方はお分かりかと思うのですが、地方紙というのは

お悔やみ欄に県内の死亡者をほぼ全て載せるようなところがあります。

福井の場合は、通夜や葬儀の会場、時間、喪主などすべてが載っています。

今回、住民票が福井にあるわけでもないので初めから載らないように

と話をしていたのですが、結局載ってしまったようでした。

「うん・・らしいね。なんかごたごたして載っちゃったらしくて」

朝、自宅に戻ったときに、誰かが載ってるといっていたんですが、

私は辛いのであえて見てきていませんでした。

(後日、恐る恐る見てみましたが・・年齢欄に零歳と書かれているのを見ると

なんともいえない気持ちになりました。)

事実を客観的に見せ付けられるのは

その事実の渦中にいるときはなかなか受け入れがたいものなのだと感じました。




読んでくださって本当にありがとうございます。

毎日多くの方が読んでくださり、メールや掲示板でお言葉をくださり

本当に感謝しています。

まだまだ、寝る前に涙してしまったり、

遺品となった洋服や、写真などの整理も、見るに忍びなくて出来ずにいるのですが、

それでも日中は、子供たちと笑い、元気にしています。

季節の変わり目、皆さんもご自愛くださいませ。

続きます。



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