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遺書と屍
羽月
MAIL

My追加

2009年01月31日(土)



なんだか、色々呆気なくて、ぽんやり。
わたしとしては結構、決意したつもりだったんだけど。
AM4:00のメールにおいおい誰だよこんな夜中に、とこっちもまた非常識にAM4:30に返してみたら、あの子でありました、と。
あっけな。世界狭っ。
でもまあそんなもんか。
とんとん拍子に次の日会おうぜって話になった。

なんだろ。なんなのかな。
かわんないものはないし、わたしはずっと変わりたいと思ってるし、成長するのはわるいことではない。
もやもやするのはばかなわたしのきもち。
あの子はやっぱり、わたしにはわかんない場所にいた。
こっちには帰ってこないだろうなって、思ってる気持ちもかわんない。

どれだけ痛い思いをしてもかわらないのなら、それはもう彼女の根本なんだって思う。どうやっても変わらない。
根っこは変えられない。
君は、そういう男が好きなんだよ。どうしようもなくて、女癖も悪くって、定職には就かなくて。でもきみにはやさしい。やさしいことばで、嘘なのかほんとなのかよくわかんないことばをはなす。
安いプレゼントと安い言葉。きみはそれだけでしあわせ。
きみがそうしたいなら、そうすべきなんだろうなあ。きっと。
前も泣いたのに。悲しんだのに。怒ったのに。憎んだのに。
つよいひとだね、ほんとうに。

*

雨の夜に立ち尽くす。
行く道も、帰る道もわからない、迷子のまま。
立ち尽くす。
しずくが涙のように零れ落ち、水溜りに跳ねた。