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遺書と屍
羽月
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2008年12月24日(水)



止まない雨はなくて、明けない夜はなくて。
でも確かに、目を閉じ口を縫い蹲ってしまいたい瞬間はある。
雨など止まなければいいと、夜など明けなければいいと、願ってもそうならないと知りながらも憎むような強さで祈る夜がある。
わたしは結局何処にもいけなくて、ずっとここで蹲っていただけ。
差し出された腕も、せかいのこえも全部振り払って、悲しみに沈みたかっただけ。
でも世界はわたしを許してくれなかった。
こどもじみたわがままは終わりにしなきゃ。もう守ってくれるひとはいない。
わたしのせかいにわたしはひとりきりだから、わたしは、もうひとりで歩かなければならない。