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「暗幕」日記

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2002年04月06日(土) このままでは我々の知的財産は次世代まで保持されない[補遺]

4/4付の日記に対する反応と、コメント。


捕捉2:窓のとおく(4月5日)
それに対するテキスト風聞帳でのコメント。

re: y「窓のとおく」(0265) 色メガネ/知的財産の保持 →多分、読者にはそれぞれの都合があるんだし、それはそれでいいんだと思います。ただ、書物の経済がどうなろうとしているのか、そしてそのことに読者は当事者なのだということを知ってほしいと云うことなのだと思います。 (jouno, 04/05, 17:42:18)


捕捉3:ガラスの文学士とその驚嘆すべき冒険に満ちた遍歴時代
(04/05 2nd)
備忘:来月に入ったらログ移動に合わせてリンクし直すこと



ぴくめも(2002/04/05 (金) 書物の経済?)
そもそも、「素晴らしい書物」なるものが消えてなくなる不安、手に入りにくい不安はあまりない。いいものは必ず存続する。それぐらいに信じている。

 残念ながら私はそれほど楽観できない(本の取り寄せを頼んで品ぎれ[絶版]と言われて買えなかったケースはたくさんある。運良く手元にある本で今はもう買えない本のなかには、私にとって不可欠な存在といえるものもある)。大出版社と地方出版社では、広告に回せる予算も流通範囲も違う。また、本の場合どのような特性をもって「質が良い」とするのかはまちまちだ。ジャンルによっても違う。ミステリー小説に限ったとしても、トリックの斬新さか、犯人の意外さか、探偵の推理過程の鮮やかさか、はたまた脇役をも含めた登場人物の魅力であるか。

そして自分以外の読者が、自分の好きな作家を自分と同じ理由でこれからも支持してくれるとは限らない。

本に限らず自由競争市場が成り立つのは、同一の機能を持つ製品のメーカーA社とB社が同程度供給力があり、消費者が双方の製品に関して十分知識があってかつ選択するための情報を与えられている場合である。主要産業の多くが寡占市場となっている現在、市場は自由な競争状態にあるとはいえない。

捕捉5:窓のとおく(4月6日)

捕捉6:それはただの気分さ(4月7日)

捕捉7:冬眠日記(4月7日)


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