佐世保で起きた、小学6年生が同級生を殺してしまうという事件。 詳しいことがわかるまで、この「時折綴」に記すのは控えていたのだけど…。 日が経つにつれて、だんだん詳しいことが報道され始めたね。 加害者の女の子は、学校でいらつくことがあると 普段から持ち歩いていたカッターナイフをちらつかせ 気に入らない友人を脅していたというけれど、どの程度のものだったのか そういう本当のことってわからないよね。 現場は凄惨な状況だったそうで、何度も同じ場所を切りつけ、 カッターの刃は終いには折れて床に落ちていたそうだ。 そして息絶えるまで、動かなくなるまで、じっと見ていたというから 普通じゃない精神状態であったことは確かだと思う。 加害者のコは、もともとそういうモノを秘めていたのか、それとも自分で自分を 追い込んだ結果なのか。
また愛読書が「バトルロワイアル」だったり、暴力的なものを好んでいた という話だけど、そのことに親は本当に全く気がついていたのかな。 お小遣いでその本を買って読んでいたのかな。 それとも、親が読んで家に放っておいたのを読んで興味を持ったのかな。 いずれにしても子供の目に触れる所に、R指定の書物やDVDなどを 置いておいちゃいけないよね。 最も子供が何に興味を持ち、どんな本を読んでいるのか、ちゃんとアンテナを 高くして知っておかなくちゃならないよね。 「バトロワ」だって、原作はただ殺しあうだけのお話じゃないんだよね。 こういう事件があるたびに、ゲームやアニメ、漫画なんかが悪書だと 言われるけれど、作品の根底にある深い部分のものまで読み取れる力が、 足りてないことも問題なんじゃないのかな。 確かにスプラッタものとかは、ひどいけれどね。
ネット世界でのトラブルが動機に火をつけたんだね。 火種はもっと前にもあったんだろうけれど。 新聞には殺されたコも酷い言葉を使って、掲示板に書き込んでいたけれど、 それは敢えてここには書かないけれど、アバターとか無料HPとか… 出てくるキーワードを見ているうちに、それってG???x系列のサイトみたいな 気がして。 最近低年齢化していて、ひどく荒れているって聞いていたし。 トラブルを訴えても、事務局って何もしない場所だし。 簡単に登録できるし、更新もオンラインでやるからなかなかPCにも 痕跡が残らないので、親が知ることは難しいかも知れないね。 そういういろんな「便利なこと」が、すべて悪い方へ動いてしまったのかも 知れない。
周囲の大人や学識者は、どうしてこんな事件がおきてしまったのか 首をひねっているけれど、わたしはいつかこんなことにならなければ良いけれど… と、随分前から気になっていたの。 とうとう起きてしまった… そういう気持ち。
コミュニケーションは書き文字にたよる、ネットという特異な世界。 会って話すことができれば、表情や声のイントネーションで 微妙な気持ちの変化や、意思を伝えることができても、 ネットではそうはいかないものね。 わたしもネットに入って長いから、何度も悲しい思いをしたことあるの。 受け取り手の精神状態によって、言葉は鋭いナイフのようになって 相手の心に突き刺さることがあるでしょ? 掲示板でもチャットでも、それは同じこと。 そして言葉のトラブルは、年齢制限がないんだよね。 今度の事件は、たまたま加害者も被害者も、低年齢だったというだけのことかも 知れないんだよね。
学校でもPC教室でも、ネットエチケットやルール、マナーについては ひとつも教えないでしょ? だからブラウザの向こうには、心を持ち、血の通った人間がいるということに 気づかないんだよね。
ネットが悪いんじゃなくて、それを使う人の心が悪かったんだと――― そう思ってしまう。 どんな便利な道具でも、それを使う人間の心が荒んでいたら、 ダメになってしまうでしょ。
それから小学6年生っていう年齢は、思春期の入り口。 急速に発達する身体にこころが追いついていかない。 そんな危うい年齢なんだよね。 この年代からすごく荒れ始めるコもいる。 目茶苦茶な酷い言葉なんかも、使ってみたくなる年齢で。
周囲には仲良さそうに見えても、実際は主従関係にあったり イジメの構図ができあがってたりすることもある。 大人が考えているより、子供の世界はずっとシビアで深刻なんだよね。 chimomoも小6のとき、いろいろあったみたいだった。 昨日までの友達が、今日学校に行ったらすごい嫌なヤツになってた そんなこともあったみたい。 クラスの友達の一人は急に荒れ始めて、授業中も勝手に外へ出て行くように なっちゃったり、反抗的な態度をとるようになったり。 こんな時に、上手に子供の心にシンクロしてあげられたら ぐっと成長できるんだろうね。
本当に今回の事件は、ひどく悲しいよね。 「会って謝りたい」そう話しているそうだけど、 彼女は相手が死んでしまったこと知っていて言ってるんだよね。 死んでしまったら、もう会えないのに…。
殺してしまったら、死んでしまったら もう生き返ることはない。 もとにもどすことはできない。 命とはそれほど重いものなんだよね…。
この事件が教えているたくさんのコト よく見つめて考えて 子供とネットに向かい合って行かなくちゃならないと思う。
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