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■ 嫌なこと
嫌いなものを目の前に出された時、 それを一番最初に食す人と 一番最後に食す人に分かれる。 自分はどうかと言えば、 何度考えても思い出せない。 実際目の前に嫌いなものがあったとすれば、 敢えてそれに箸をつけようなどとは思わないし、 食べなければいけないという観念にもとらわれないから・・・ まぁおそらくは最初に食すであろうとは思っている。
では嫌な事柄が目の前にある時はどうか。 避けて通れるものなら、敢えてぶつかりにはいかない。 しかし、それがどうしても避けて通れない場合・・・ そこに向かう足取りは重く、 ともすれば逃げだしたくなるような気持ちにかられる。 頭では理解し、わかっているつもりでも、 体のほうが言うことを聞いてくれない。 何か理由を探しては、 極力そこへ向かわず、伸ばし伸ばしにしてしまったりもする。 頭の中では何度となくシュミレーションを重ねていても それを遂行するスイッチが押せない。 結局、臆病なんだろう・・・ そんな自分の反応を、別の視線で自分が見つめ、 いらいらすると同時に情けない感すら覚える。
怒鳴られるかもしれない。 罵倒されるかもしれない。 が、そんな嫌な事柄の扉を開けてしまえば、 もしかしたら一瞬で事は終わるかもしれない。 そう思っていても、なかなか扉を開ける勇気がもてない。
勇気・・・ それは本当に勇気なんだろうか? そんなことに対しても勇気と呼ぶのだろうか? いずれにしても 自分の、自身を解放するために必要な事であり、 その呪縛から逃れるために必要な、逃れられない現実に当惑していた。
そして昨日・・・ 意を決してその扉を開いた。 そこで待っていたものは・・・ 「無責任」「いいかげん」という自分評であった・・・
2003年02月22日(土)
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