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■ 運
いやぁ・・・それにしても驚いたのは、 昨日の朝、家の近くで通り魔事件があったらしい。 実際、通り魔か怨恨かはまだはっきりしていないらしいが、 通勤途中の会社員が、強アルカリ性の液体をバケツでぶっかけられ、 全治1ヶ月の重症を負ったとか・・・ 犯人はいまだ見つかっていない。
何に驚いたかといえば・・・ その事件のあった場所。 まさしく自分もいつも通勤で通る道。 もっとも、昨日に限ってその道を使わず、別ルートで行ったんだけどね。 自分の通った10分後に事件が起こったらしく、 事件に巻き込まれずに済んだ事は、不幸中の幸いとしか言いようがない。
実際、通り魔に出会ってしまうのも「運」みたいなのがあるんだろうなぁ。 あるいは「偶然の産物」とでも言うべきか・・・ 「誰でも良かった」とか「最初に出会った人間だから」とか 訳のわからん犯行理由を加害者は言うようだが、 そんな事のために被害に遭うほうはたまったもんじゃない。
夏場、暑くなるとおかしな奴が増えるとよくいわれるが、 最近は不景気のせいか、一年中こんなのがうようよしているのかも知れない。 実際娘に言わせれば、中学では数ヶ月前からそんな噂を耳にしていたようだ。 「変な液体をかける奴がいる」とか「包丁持ってうろうろしてる奴がいる」とか。 もっとも、学校側からなんの連絡も入っていない以上、 被害者が出ていないからということではなく、 単に中学生レベルでの「噂話」に過ぎないのかもしれないが・・・
こういうことがあるとよく思うことだが、「時の悪戯」とでもいうのか・・・ 例えば交通事故に出会ってしまった場合、当然被害者と加害者が存在する。 その両者がいつもと何ら変わりない日常の中で、その事故に向かって進んでいく。 お互いに何も知らないまま、その瞬間に向かって行ってしまう。 信号一つのタイミングで、それを回避する事も(当然逆もあるが)あったのに・・・と。 これは誰も悟る事が出来ないし、それを「運命」と言い換えてしまうのかもしれないが、 そんなタイミング一つも、運命も左右するものなんだなぁ・・・って。 まぁ通り魔に関して言えば、加害者側はその目的意識を持っているわけだから、 交通事故とはちょっと意味合いは違うけどね。
そんな風に考えてみると、 今日生きているのも、ある意味「運」が良かった・・・のかもしれない・・・とも思ったりする。
2002年12月14日(土)
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