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■ ルビンの壷
続・教科書・・・(笑) 前述の国語教科書で、感心させられたものがある。 「ちょっと立ち止まって」と題されたその短編は、 「だまし絵」について書かれている。 「ルビンのつぼ」って知ってますか?(知らない人はここ) この絵は白を中心に見るとつぼの絵が浮かび上がるが、 逆に黒を中心に見ると向き合っている二人の人物が見えるというもの。
この短編から抜粋してみると・・・ 「見るという働きは思いがけない一面がある。 一瞬のうちに、中心に見るものを決めたり、それを変えたりすることが出来る」 「私たちは、一目見たときの印象にしばられ、一面のみを捉えて、 その物の全てを知ったように思いがちである。 そこで、物を見るときには、ちょっと立ち止まって、他の見方を試してみてはどうだろうか。 中心に見るものを変えたり、見るときの距離や角度を変えたりすれば、 その物の他の面に気づき、新しい発見の驚きや喜びを味わうことが出来るだろう」
なかなか真理をついてると感じた。 人を見るときも同じことが言える。 人は相手のある一面を見ただけで、その人をわかったと思いがちである。 あるいは、良くも悪くも、そこで判断する場合が多い。 しかし、必ず別の面もあるはずで、最初に見えなかった面も見るように心掛けなければ、 理解したとは言い切れないのだろう・・・
2002年05月05日(日)
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