SM紀行
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2002年01月26日(土) あるM嬢・・・

もう10年位昔の話であるが・・・

深夜、あるSM雑誌を読んでいた。

ふとSM倶楽部のM嬢の随筆が眼に止った。

洒脱で軽妙な文章の中に苦労はしているが明るく前向きに歩んでいる彼女の姿が読み取れた。

連載随筆であった。4回目・・・

大急ぎで押し入れにある、古い雑誌を探し始めていた。

1回目から読んでみた。【いい子だな】と思った。


そして翌朝の10時には駅のホームに私の姿があった。

昼には東京に着いて、彼女が在籍する倶楽部に電話した。

『本日は20時出勤の予定でございますが、確実に来るかどうかは本人から電話が来ないと解りません。』

無情な声が響いてきた。

仕方なく喫茶店に入り、スポーツ新聞を読んだ。

熱くなっていた・・・

ふと眼をやると、違うSM倶楽部の広告が掲載されていた。

すぐに、その倶楽部にダイヤルしていた・・・

彼女も可愛い子であった。初心者ではあったが素直な性格の子であった。

でも帰れない・・・

それからも、待ち続けた。

熱かった。

余りに体調が悪いので不安になり薬局で栄養剤を飲み体温計を借りて計ってみたら

38.5度!!!

それでも、帰る気にはならない・・・

2軒位、店を替えアイスコーヒーを飲んだ。

気だるくて倒れそうだった。

18時に再度電話をしてみたら・・・

『お客さん、予約がついているって言ったら、必ず行きますって・・・』


彼女に逢って、会話した。

思った通りの子であった。

体調の悪い私は、PLAYが終わるまで、いや彼女と別れるまで服は脱がなかった。

つまり、射精どころか肉棒にも触れさせなかった。

しかし、充分に堪能し尽くした。

帰路、夜行の列車の中で心から微笑んでいる私がいた。


翌週の土曜日。そのM嬢とアルファインでオールナイトでPLAYした・・・

ビデオも快く撮らせてくれた。

カード会社から、借金をしてまででも逢いたかった。

人生、明日の事は解らない・・・今を生きようって。


それから、およそ10年後、全く成長をしない私は未だSMの世界を彷徨っている。


後日談では、あるが・・・

そのM嬢は、その後ほとんどのSM雑誌に登場し、アダルト雑誌の表紙も飾っていた。

メジャー系列の18禁ではないビデオにも登場していく・・・


今、押し入れには彼女とのPLAYを撮影したテープがどこかに、ひっそりと佇んでいる筈だ・・・








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