vol.11 それからどうなったかというと - 2002年01月25日(金) 今日は10分ほど早く着いたので、受付のS嬢と少しお話した。彼女も別の先生にコードを習っているそうだ。やはり初めは私の状況と同じで、基本コードしかわからず、Tensionのこととかで「わからない」とぼやくと、「大丈夫。すぐわかるようになるって!」と言われたのだそうだ。JAZZの人t達ってClassic畑にいる私達のことは、コードが扱えなくて楽譜がないと弾けないって、バカにしてる部分もあるんだろうな、たぶん。 ここのJAZZピアノ教室に私のようなピアノ教師は6,7人くらいいるそうだ。私の時間の前に入っている人も音大の楽理科を出て、音楽療法をやっているのだそうだ。 音楽療法は、私も興味をもったことがある。でもあれは、奥が深くて医学的な知識も必要だし、かといって医者の下で働かなきゃいけないというのがどうしても気に入らない。これは私がタカビーな性格だからと言うよりも、医者にはいやな思いをいっぱいさせられてきた経験がそう思わせるのだろう。 さて、今日私がレッスンで最初にしたことは、買ってきた本を見せたことだった。師匠は私の買った理論書を初めて見たらしく、ぱらぱらめくって「わかりにくく書いてますね」と言った。 宿題についてはこの2日間私が陥ったことを正直に話して、「…だからTensionのことについてきちんと解ってからの方が気がラクなような気がするんですけど」と言った。 すると師匠はイヤな顔せずにTensionについてこないだよりももう少し突っ込んだ説明をしてくれた。そして、 「たとえばですね」と7thの和音(実はなんだったか忘れた)を押さえながら、 「この11(=和音の第11音)は、Tensionとして使わないんですよ」 「なぜですか?」 「Avoidだからです。ほら、この音はこうやって弾くと濁るでしょう?だから使わないんですよ、基本的には」(と、例外でブルースノートの話をしたことは今は触れないでおく) 「あ、コレってこの調の導音ですよね、じゃ、すべての調の導音はAvoidなんですね?」 「いえ、それがちがうんです。理由は調によっていろいろあるんですが、それについての詳しいことは、また今度調べておきます」 自慢じゃないが、私は「ここのアーティキュレーションについては原典版を見たときによく調べてみるね」などと生徒に言っておきながら調べないことがある怠慢な教師である。なぜなら次に楽譜やさんに行ったときには、ソナチネの原典版を探すのを忘れてしまっているからである。それに、クレメンティやクーラウのソナチネ集の原典版っていつも楽譜やさんにあるわけじゃないし。 「お願いします」と深々とアタマをさげた。(センセイ、私と同じゃないよね?) で、結局メロディーに和声づけをやりながら進めることに変わりなかった。 Mistyは「アドリブマスター」にも私の理論書にも伴奏例が書いてあったりして、しかも私も弾いてみたりしたので、妙に響きが頭に残っている。曲を変えてもらうことにした。 「なんでも自分の好きな曲で良いですよ。好きな曲とかありますか?」 「…ないです」(だって「ラヴェルのスカルボ」ってここでは言えないよ) 「ん…スタンダードナンバーのCDとか持ってませんか?」 「…もってません」(かたよったチョイスのなら9枚だけ持ってる…) 「じゃあ、ガーシュインでもしますか?The man who I loveでも」 「〈私の彼氏〉はこのあいだアンコールで弾いて頭に残ってるのでやめときます」 (…って言わなければよかったんだろうか?いいよね、べつに) で、「スタンダードジャズのすべて」の第1,2巻を両方(1万円近い)買ったことを白状し、そこから適当に選んでくると自分で言った。これらの本はジャズのスタンダードナンバーの一段譜がそれぞれ401曲ずつ載っている本だ。 家に帰ってからさっそく見てみたら、知らない曲ばっかり!でもドビュッシーの「夢」がベースになっているナンバーを見つけたのでそれを選んだ。原曲はドビュッシーが嫌いな私にしては数少ない「好きな曲」の一つである。 これで、クラシック版の原曲「夢」と比べることが出来る。こりゃいい。きめた。 ...
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