時々管理日誌
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2014年10月03日(金) 覆面6 Cブロック推理結果+推理経過 その4

Cブロック推理結果
(掲示板から来た人が見やすいように結果を一番上に載せますが、推理経過を追ってくださってる方は、このページの下のほうに推理経過の第四回があります)

C01 天翔る竜と天下無双のドラゴン娘!(仮) 蓮桐ユキノさん
C02 桜都狂騒劇場              ろくさん
C03 時よ止まれ、汝は美しい         永坂暖日さん
C04 ほんとうの救世主            たつみ暁さん
C05 ともしびの揺れる            蝶々さん
C06 あの温もりを思い出せない        えこさん
C07 深夜ドラマは30分ものに限る      くまごろうさん
C08 火刑に処す               並木空さん
C09 真夏のブーメラン            西禄屋斗さん
C10 あなたの健康を損なうおそれがあります  御桜真さん
C11 この気持ちにつける名前をまだ知らない  桂木直さん
C12 緋蓮                  藍間真珠さん

推理の経過はこちら
第一回
第二回
第三回
第四回(この↓)

*******

推理経過の第四回目です。
まずは前回までの仮配置をぺたり。

C01 天翔る竜と天下無双のドラゴン娘!(仮) 蓮桐さん
C02 桜都狂騒劇場              ろくさん
C03 時よ止まれ、汝は美しい         永坂さんかくまごろうさん
C04 ほんとうの救世主            たつみさん
C05 ともしびの揺れる            蝶々さん
C06 あの温もりを思い出せない        えこさんか並木さん
C07 深夜ドラマは30分ものに限る      桂木さん
C08 火刑に処す               並木さんかえこさんかくまごろうさん
C09 真夏のブーメラン            西禄屋さん
C10 あなたの健康を損なうおそれがあります  御桜さん
C11 この気持ちにつける名前をまだ知らない  藍間さん
C12 緋蓮                  くまごろうさんか並木さんか永坂さん

くまごろうさんと並木さんと永坂さんが増殖しております……。

まずは、もう一度03についてよく考えて、やっぱりここは、くまごろうさんではありえないだろうと心を決めました。
一文の長さが、いくらなんでも違います。
永坂さんはわりと長文派、くまごうろうさんは、密度が濃いので文章みっちり派のような雰囲気ですが、よく見れば一文の長さそのものは短いです。
永坂さんがここである決定的な証拠も無いのですが、永坂さんだと思えば、少なくとも文体に違和感はないし、内容的にも、そういえば、オチのつけかた(どんでん返し?)など、非常にそれらしい気がして、わたし的には、とってもしっくり来ます。

というわけで、早々に、03からはくまごろうさんが消えて、じゃあ、くまごろうさんはやっぱり12か、それは違和感あるから、フェイクで08……?
でも、08は、やっぱり並木さんが気がするんですよね……。

そこで、まずは、ずっと後回しにしていたえこさんと並木さんを確定してしまうことに。
06とえこさんをあらためて見比べた結果、やっぱりここは、第一印象通り、えこさんで確定としました。

ここは最初から、どこからどこまであらゆる点で一目瞭然にえこさんに見えていたのですが、ただ一言、『まっすぐと』だけがひっかかって、保留にしてあったのです。

でも、あらためて現場を虫眼鏡で穴が空くほど細かく見ていくと、今まで見つけた数々の証拠に上乗せして、『駄菓子屋に売ってある』(←『売っている』ではなく)、『聞かせるくせ、』『数学の問題のくせ、』(←『くせに』ではなく)など、とても特徴的な言い回しが共通しているのを発見。

ここまできたら、もう、えこさんは普段は『まっすぐに』と書くけど時々『まっすぐと』も使う人なのだということでいいんじゃないでしょうか。
『私が今まで、えこさんがその言葉を使ってるところを見たことがない』というのは、えこさんがその言葉を使わないことの証明にはなりませんから。

そして、次は08と並木さんをもう一度見比べます。
やっぱり、見れば見るほど一致率が高いです。
後から後から、いくらでも相似点が出てきます。
どれも、並木さん一人だけのオリジナル用語とかではないので決定的な証拠ではないかもしれませんが、ここまで積み重なれば、決めていいでしょう。

そうすると、やっぱりくまごろうさんが12になってしまうのですが……。
やっぱり納得がいかないので、これ以外のところで、どこか動かせるところがないか考えてみました。
どこか、ちゃんと検証せずにイメージだけで仮配置してあるところ……(ただし、その作品が、絶対にくまごろうさんとは思えないところ除く)。
同時に、C12をもう一度、よく見なおして、特徴を洗い出してみることにしました。

その結果、私の中で、突如、藍間さん=12説が浮上!
決め手は、『激高』です。
永坂さんのところで発見して心が揺れた『激高』が、藍間さんのところにもあった!

もしかすると、普段は激昴を使ってるけどたまたま変換の時に普段と違う選択肢をクリックしちゃった、とかかもしれないので、それだけでは決め手にできませんが、それをきっかけに、もう一度C12と藍間さんの文章を見比べてみると、あれ? 意外と合うぞ!?

そういえば12も、髪の毛の描写、多いですよね。
髪の色だけじゃなく質感にも言及してるし、あと、髪の毛を指で梳くなど、髪に触れる描写も多いです。
細かい部分はメモしわすれたので忘れちゃいましたが、11と藍間さんを見比べた時には、どうせフェイクしてるだろうと無視することにした不一致点も、こっちでは一致してたりして……。

もし藍間さんだとしたら、くまごろうさんの文章と手触りが違う気がしたのも当然ですよね。だって、くまごろうさんじゃないんだから……(笑)

そうすると、C11が空くのですが、くまごろうさんが11というのも、ちょっと違う気が……。
あれ? もしかして、桂木さん?
そういえば、今の仮配置、桂木さん=07は、『イメージ的にはありうる』ってだけで、まだ全く何も検証してませんでしたから。

そういえば、桂木さんは、意外と感情をストレートに言葉で表現することが多い気がします。
えこさんとくまごろうさんは、身体感覚で遠回しに表現する族のような気がするので、11の表現のシンプルなストレートさには桂木さんのほうが似合ってる気がします。
そういえば、以前の桂木さんの覆面作品『夢の続き』でメイドさんが出て来てたなあと思って読んでみると、書き方が、あちこち、とても似てる気がします。

11にある『素直に◯◯する』という言い回しも、桂木さんが使ってるのを複数見つけました。
あと、『白色の』はなかったけど、『青色の』が、桂木さんのサイトにありました。
他にも細かい一致、いろいろ。
どれも珍しいものではないので単独では証拠になりませんが、積もり積もればってことで。

でも、そうしたら、くまごろうさん、どこ〜!?
藍間さんと桂木さんの移動で開いた場所は07ですが、これとくまごろうさんは、イメージ的に全く結びつかない……。
もしかしてブログではこういうノリの文章を書いてたりして?と思ったけど、ブログも、ごく真面目な感じだし。
そういう方が、こういうはっちゃけたノリのものを書いたら、参考作品がなくてお手上げかも。

まさかくまごろうさんが最後まで見つからないとは……。
意外な展開になりました。
最初は、個性が目立つからすぐ見つかるだろうと思ったのに。
あんなに、匂い立つほどの個性のある書き手さんがすぐに見つからないということは、かなり入念に気配を殺してきてるか、あるいは、誰か似た人に隠れてるかだよね……。

怪しいといえば、C06は、かなり怪しいと思ったんです。
最初にプロローグっぽいワンシーンがある構成は、くまごろうさんのマテリアルシリーズの各話に似てるし、題材的にも、妻子ある先生に恋する女子学生が出てきたりしてるし。
だけど、これは、くまごろうさんらしい要素がある以上に、えこさんらしい要素があまりにも多すぎて、私の中ではえこさんで決まっちゃってるので……。

他を見回しても、少しでもそれらしい要素がありそうなものは、もう全部、他の人に当てはめちゃってます。

でも、どうせ意図的に気配を消してるんだと思えば、07もありかも?
くまごろうさんが超本気出して、非常に念入りに、高度なステルス塗装を施したのでは?
くまごろうさん、そのくらいのことができるキャパシティがおありでは?

そう思って気を取り直し、07とくまごろうさんをよくよく見比べてみたら……。
あ、なんだ! ちゃんとそれなりに共通点あるじゃん!
『時おり』という変換。
まあ、変換は、くまごろうさん普段からあまり統一していようなので(手のひらと掌、目眩と眩暈など、両方使ってるケース多々あり)、それだけで証拠にはなりませんが、一致率はかなり高いです。
そして、『声をかけるも』『宥めるも』という『も』の使い方。
古風な文体の作品なら珍しくないかもしれませんが、こういう今風のものの中でこれは、かなり独特かと。

全体の印象は全く違うけど、くまごろうさんで良かったんだ!
耽美な描写とか独特の比喩を封印して気配を消した、くまごろうさんだったんだ!
漢字変換とか記号とかの小手先のフェイクはなしに、文体も自分のままで、普段書かない傾向の話を書くだけでここまで印象を変えてくるとは、くまごろうさん、すごい……。
(←もし当たってたらの話だけど!(笑))

というわけで、Cブロックの推理、自分の中ではすごく納得できてしまいました!
02と05は完全にカンニングだし、09も、思うだけなら自分でも思ってたけど証拠はカンニングさせてもらったから、そのおかげだけど、最後の方は、思いがけなかった組み合わせにもちゃんと物証が見つかって、けっこう納得の推理ができた気がします。……当たってるかは別として!(笑)


今までやってなかったけど、人様がやってるのを見て、わかりやすくていいと思ったから、作品ごとの予想作者の変遷をまとめてみます。

C01 天翔る竜と天下無双のドラゴン娘!(仮) 不明→蓮桐さん
C02 桜都狂騒劇場              不明→カンニングにより(笑)ろくさん
C03 時よ止まれ、汝は美しい         不明→永坂さんかくまごろうさん→永坂さん
C04 ほんとうの救世主            たつみさん
C05 ともしびの揺れる            不明→カンニングにより(笑)蝶々さん
C06 あの温もりを思い出せない        えこさん→えこさんか並木さん→えこさんか並木さんかくまごろうさん→えこさん
C07 深夜ドラマは30分ものに限る      不明→桂木さん→くまごろうさん
C08 火刑に処す               並木さん→並木さんかえこさん→並木さん
C09 真夏のブーメラン            西禄屋さん
C10 あなたの健康を損なうおそれがあります  御桜さん
C11 この気持ちにつける名前をまだ知らない  不明→藍間さん→桂木さん
C12 緋蓮                  不明→くまごろうさん→くまごろうさんか桂木さん→くまごろうさんか永坂さんか並木さん→藍間さん

こうしてみると、12が一番幅広く揺れ動きましたね。

作者別では……。
第一印象のまま決まったのは、たつみさん、えこさん、並木さん、西禄屋さん、御桜さん。
えこさんと並木さんは途中でちょっと惑ったけど、最終的には第一印象通りに。
第一印象では不明だったけど途中で当てはめてからは変動してないのは、蓮桐さん、ろくさん、蝶々さん。
(この内、ろくさんと蝶々さんはカンニング!(^^ゞ)
あちこちさまよったのは、くまごろうさん(一瞬でも候補に上がったのは03、06、07、08、12)、桂木さん(同じく、07と11と12)、藍間さん(同じく11と12)永坂さん(同じく03と12)。
特にくまごろうさんの途中の増殖っぷりはすごかった!(笑)
各作者様、いろいろと失礼しました!


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