時々管理日誌
時々だけ書く管理人の日誌です。
サイト運営や創作について、日々の雑感など。

2007年02月20日(火) 一次創作バトン

かれこれ一月以上前に櫻井水都さんから受け取った一次創作バトンに、やっと回答します。
受け取った直後から覆面推理に夢中になってしまったので、一ヵ月以上もバトンを持ったままうろうろしてましたよ……(^^ゞ

櫻井さんの回答は こちら

私の回答は↓こちら(長いです(^^ゞ)


1. 今までに作ったお話の数

未完のものや非公開のもの、構想中のものまで含めて広い意味で『作ったお話』だと、カウント不能(笑)。

なので、最後まで書き上げてネットにアップしたものだけを数えてみたら、長短あわせて11でした。
サイトに10作、あと、覆面企画用に1作(いずれサイトにもアップする予定だけど、まだしてない)。
意外と少ないけど、『イルファーラン物語』関係の番外編はみんな『イルファーラン物語』1作分で数えてるからです。
『エゴノキ平〜』なんかは、もう本編とは全然関係ないから別に数えた方がいいかもしれないけど……。


2. 今現在進行形でつくっているストーリーの内容

サイトで『イルファーラン物語』後日譚『つぐみヶ丘の冬』を連載中。
婚約中のばかっぷるがいちゃいちゃモジモジするだけの、ヤマもオチも意味もない、らぶバカ話(^^ゞ

あと、水面下で書きかけのものはいろいろ。

・幻想作品愛好会配布『幻想作品のための十のお題』を使用した異世界悲恋もの、ちょっとロミジュリぽいやつ。
異世界の水の都の深窓の巫女(13〜14歳位)が身分違いの少年(同年代)と手に手を取って駆け落ち、そして迎えた初めての朝……というシチュで、もしかするとR12?
現在、下書きがだいたい終わった段階。でも、頭の中でもっと世界観を熟成させたいから、すぐには本書きにとりかからないかも。

・『金の光月の旅人』のシリーズ作品。
エルドローイが別の時代の別の土地(北部の貧しい魚村)で別の女の子(今度は幼女)をスカウトするお話。貧乏で暗〜い、お涙頂戴もの(?)。
現在、下書き半ば。

・仮題『ゴジラの季節』
昭和40年代の海辺の町を舞台にした、一人旅のバイク青年と地元小学生男子の一夏の友情……というと爽やかそうだけど、どんより暗い話(笑)。
現在、下書き途中でプロット修正を検討中。

あれ? 何か暗いのばっかりだ……(@_@)

どれも、書き上がるのは何年先になるか分かったもんじゃありません。
なにしろ、ゴジラの話や金ぴか続編なんか、サイト開設前からずっと途中まで書きかけたまま放置中なので……(笑)。
でも、ここでこうして公言しちゃったので、少しは執筆&公開する確率が上がったかも。


3. 一番影響受けてるなぁ、と思う創作物(漫画、小説、映画、音楽、その他等)

特に『特定のコレ』というのはないと思います。
しいていえば、子供時代から長年に渡って親しんできた児童文学の数々。

自分で書いているのは主に少女小説(……の、つもり)であり、ヤングアダルト向けライトファンタジー(たぶん……)ですが、根っ子は児童文学畑に生えてる気がします。
なので、自分では「何か『コバルト』みたいなのを書きたい」と思って書いたはずの『イルファーラン物語』も、そもそもの発想の出発点からして、『主人公は必ず試練を経て成長すべきである』とか『主人公は、なるべく多くの読者が自己投影しやすいようプレーンなキャラクターにするのが定石』とか『ファンタジーの基本形は『往きて還りし物語』である』などと、わりと児童文学寄りだったような気がします。

ちょっと脱線話。題して『私と児童文学』あるいは『私が童話を書かない理由』(笑)。

改めて考えてみたら、やっぱり私のホームグラウンドは児童文学なのかなあという気がします。
私が中学生〜大学生の頃は、大人向けのファンタジーやヤングアダルト向けのライト・ファンタジーの類はまだ少なく、ファンタジーが読みたければ児童文学を読むしか無かったので、大人になっても児童文学を読み続けてきました。
図書館司書を目指して学んだ大学では、児童奉仕関係の単位を重点的に選択し、児童文学研究会にも入りました(童話を書くサークルではなくて、基本的には『児童文学史や児童文学論を学ぶ』方面のサークル。もちろん、創作をしたい人はしても良くて、実際、中には書いてる人もいたけど、私は読み専門でした)。
その後、図書館員として児童奉仕に携わり、図書館を退職した後も、しばらくは、幼稚園や公民館を回って子供に『おはなし』をするボランティアを続けました。
その後も、自分の子供たちに本を読み聞かせ続けました。
そんなふうに、ずっと児童文学に(書き手としてではなく)関わってきた影響は大きいです。

でも、だからこそ、自分が児童向けの作品を書くことは、今後も絶対に無いと思います。
童話っぽいものは書きますが、それはあくまでティーン〜大人向けの童話であって、児童向けの作品のつもりは全くないのです。
自分が児童文学が好きで長年読んできただけでなく、実地に子供たちの生の反応に触れてきたからこそ、児童向けの作品の難しさは重々思い知っているので(もちろん、大人向けなら簡単というわけではありませんが)、自分には無理だと確信しています。
だってこんなに話がクドいんだもん! 大人なら優しい人はガマンして話を聞いてくれるけど、子供相手だったら、大ブーイングor五秒でソッポ間違いなし!(笑)

以上、脱線、終わり。バトンに戻ります。

あ、あと、悪い影響を受けている小説なら思い出しました(笑)。
それは『グインサーガ』!
別にグインサーガが悪いと言っているわけではありません。
個人的には、むしろ大好きです。好きじゃなきゃ、良くも悪くも強い影響なんか受けないでしょう。
でも、例えば、自分が小説を書いていて、何行にも渡るくどくどしい長セリフを書いてしまった時、普通なら「こんなに長くくどくど書いてはいけないものなんだ」と思うところ、普段からグインサーガを読みつけていると、ついつい、「たしかにこのセリフはちょっと長すぎると思うけど、グインサーガにはこの何倍も長いセリフが平気で頻出するんだから、それを思えばこの程度はまだまだ可愛いものなんじゃないか、栗本センセがあれをやっていいなら、私だって、この程度ならやってもいいんじゃないか」と、自分を甘やかす言い訳にしてしまうのです。
もちろん、あれは栗本御大だからやっていいのであって、素人は決して真似してはいけない禁断の変則技なのだと重々分かってはいるのですが、どうにもこうにも、つい……(^^ゞ


4. 個人的にお気に入りな創作キャラ5名

これは、前にオリキャラバトンというのが回ってきた時に『4.よく使う(出てくる)、または特別な思い入れのある5キャラ』という項目でがっつり答えているので、そちらにリンクしておきます。
長いですよ〜!!(笑)

『オリキャラバトン』

さらに詳しく各キャラについて語ったバトンもあります。

キャラバトン・アルファード編
同・ローイ編


5. バトンをまわす人たち(何人でも)

今回はここで止めときます……。
このバトン、櫻井さんから受け取ってから一ヶ月くらい持ったままだったし、その櫻井さんも、その前の人から受け取ってからかなり長いこと持ってたみたいだから、最初にこのご近所に出回ったのは何ヶ月も前だと思われ、その時に知り合いのうちで誰のところに既に回ったか、今となっては遡って確認するのも難しいので……(^_^;)
もしまだ回っていなくて回答してみてもいいと思う方、前に一度やったけど何ヶ月もたって回答が変化したからもう一度答えてもいいという方などいらっしゃいましたら、ぜひ持っていってくださいませ(^^)


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