| 2005年06月23日(木) |
本日の更新&誤字じゃない……(T-T) |
『イルファーラン物語』更新しました。
今回、『血塗れ』という言葉が出てきて、念のために『ちまみれ』とフリガナを振りましたが、、『イルファーラン物語』を読んでる方は、この漢字、たぶん読めますよね? もっとひらがなが多くて文章が易しい作品ならともかく、『イルファーラン物語』は、そもそも、年齢に関わらずある程度難しい漢字も読めるような人しか読んでないんじゃないかと……。
でも、よく本を読む人や国語の勉強が得意な人でも、たまたま、偶然、その言葉だけ知らなかった……ということもありますしね。
なぜ、急にそんなことを言い出したかというと、このあいだ、どこかのアンケートで、ちょっとショックな発言を見てしまったからなのです。 『誤字が多い作品は読む気が失せる。血に塗れたタオルって、読者をバカにしているのか』みたいな……。
違うよ、それ、誤字じゃないよ……(T-T) たぶん、『血に濡れた』の誤字だと思ったんでしょうが、それは『血にぬれた』ではなく『血にまみれた』と読むんだよ〜!! そんな勘違いのせいで読者をバカにしているなんて誤解されてしまったその作者さんが可哀想で可哀想で……(T-T)
でも、まあ、確かに、間違われやすい、紛らわしい字ですよね。 たまたま知らなかった人が勘違いしてしまうのも無理はないかもしれません。 私も、自分がたまたま知らなかった字を、一瞬、誤植かと勘違いしたことがあります。 市販本なのですが、『目の前を過った』と書いてあるのを見て、とっさに、 (『すぎった』って何だ? 『過ぎた』の誤植じゃないの?)と……。 そう思いながらも読み流して数行先まで読んでから、ふと思い当たりました。 (あ、そうか、さっきのは、『すぎった』じゃなくて『よぎった』だ……!)と。 だから、前回、自分がその言葉を使ったときには、ルビを振りました。
難しい漢字、紛らわしい漢字は使わないという選択肢もあり、それはそれで正しいと思うのですが、私は、どちらかというと、使った上でルビを振りたいです。 (ルビといっても、ルビタグだとそこだけ行間があくのがイヤなのと、後でテキスト形式DL版を作るときに便利なので《 》を使ってますが)
だって、ルビがあれば、それまで読めなかった漢字が読めるようになるじゃないですか。 昔の本には、よく、児童書じゃなくても、難しい漢字にはルビが振ってあったものです。 そのおかげで、多少難しい本でも背伸びして読むことが出来たし、漢字の読みを覚えることができました。 でも、今の本って、あんまりルビがありませんよね。 児童書でも、対象年齢の子供が学校で習っていないはずの漢字は使わないことが多い気がするし、ルビがあるのは漫画くらい?
ルビが振ってなくても自分で辞書を引けばいいじゃないかといわれればそれまでですが、めんどくさいじゃないですか……(^^ゞ 私にとっては、小説を読むのはお楽しみであって、お勉強じゃないんだから、辞書を片手に……という気には、なかなかなれません。 すごくのめり込んでる最中に辞書を引く羽目になったら、一気に物語の世界から現実に引き戻されちゃうじゃないですか。
そんなわけで、私はルビ振り派です。 別に難しい漢字じゃなくても、『にんき(人気)』と『ひとけ』、『やめる(止める)』と『とめる』など、複数の読み方があったり、読み方によって意味が違ってくる漢字もあれば、『○○山』を『○○さん』と『○○やま』のどっちで読んで欲しいか、みたいな、『どちらでも間違ってはいないけどこの場合はこの読み方をして欲しい』というコダワリがあることもありますし。
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