昨日はエイプリルフールでしたね。 私はだいたい毎年、エイプリルフールの当日、そのことを忘れていてウソを吐き損ねるのですが、今年は珍しく、会心のウソで夫と子供たちをまんまと担ぎました!
どんなウソかというと、『近所の道路をダチョウが集団で走り回って大騒ぎになった』というもの。 普通なら、そんな荒唐無稽な、絶対ありえないようなウソで、子供はともかく大人が騙されるわけが無いと思うでしょう? ところが、うちの近所では、このネタ、それなりの信憑性があるんですよ。
というのは、うちのすぐ近くの山の中に、ダチョウを飼っている牧場があるんです。 ここは、もともと食用のダチョウを生産している牧場だったのですが、数年前に、レストランや売店を併設して観光牧場になったんです。 更にその後、経営者の方の都合でいったん観光部門は廃止されたのですが、つい半月ほど前に、経営者が変わって、観光牧場がリニューアル・オープンしたばかりなのです。
で、夫と子供たちは数日前に一度行ってきたのですが、まだ園内のあちこちが改装工事中だったとのこと。 となると、ダチョウ舎だって改築工事をしていても不思議はありません。 そうしたら、工事中に何かのミスで柵の中のダチョウが集団脱走するというのは、それなりにありそうな話じゃないですか。 ただでさえ、経営陣が変わってリニューアル・オープン直後なんて観光施設では、何かしらトラブルがあっても不思議じゃない気がするし。
そんなわけで、夕方、帰ってきた夫に、 「おかえり〜。ねえ、帰ってくるとき、○○橋のところ、もう封鎖されてなかった?」 「えっ、してなかったよ。なんで?」 「実は今日ね、かくかくしかじかで……」と、『ダチョウ牧場のダチョウが集団脱走して付近の道路が閉鎖され、パトカーが出動する騒ぎになって、大捕り物が繰り広げられた』という話をしたら、夫は完璧に信じ込み、後でものすごく悔しがりました。 やった〜\(^o^)/
こういうウソって、難しいですよね。 いくら本当らしくても、もし本当でもちっとも面白くないようなウソ(「今日、○○スーパーに行ってきたよ」とか)じゃつまらないし、全然信憑性がなくてもダメだし、あんまりぬか喜びして、うそだとわかったときにすごくがっかりするようなのも可哀想だし、いくら後でウソとわかるにしても聴いた瞬間にあんまりショックを受けるようなウソ(「お父さんが死んじゃった!」とか……)もダメだし。
その点、今年のウソは会心の一打でした(^^)
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