祖父母の見舞いに行った。
祖母は痴呆が進んでいる中で倒れ、病院へ運ばれた。 意識は取り戻したが呼びかけへの反応が良くない。 一度だけ、私が○子だよ、と声をかけると、 「○子さん?」と小さい声で言ってくれた。 痴呆が進んでいて、祖母が元気な時には全く分かってもらえなかったけど、 今日は分かってもらえて、本当に嬉しかった。 祖母は私のことをいつもさん付けで呼んでくれていた。
クリスマスが近いので、今日は病院の合唱部の人が病棟まで歌いに来てくれた。 薄暗い病院でクリスマスソングをアカペラで聞いていたら、 心にしみてちょっと泣けた。
祖母はあまり先が長くない、だから会わせておきたかった、と母は言った。 昔、お見舞いに行くのを延ばしていたらその間に急変して会えなかった、 そういう体験があると言った。 私のことがわかるときに顔を見れて本当に良かった。
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