on a wall
亜栗鼠



 ブルーだった日

月曜日。朝から、気分は憂鬱だった。
二人での勤務なので、休むわけにもいかない状態が、なんとか私を仕事へと向かわせた。
途中、事故を起こしかねない程、ぼーっとしていた。
これを言うと、旦那様は、とてつもなく心配するし、休めと言うだろうと思い、出来る限り細心の注意を払い、安全運転で仕事には行った。

はじまりは、些細なこと。
前日の夜、旦那様の怒りに触れてしまい、何だか険悪なムード。
朝のモーニングコールの時も、明らかに機嫌が悪い旦那様の声。

仕事前、安定剤を服用し、何とか重い足取りで職場に入る。
職場でも、どこか私の気分の落ち込みが伝わったのか、ドクターからは、ことごとく目の敵にされた一日。

家に帰ってきてからの旦那様も、まだ態度がおかしかった。

私は、今までになかった程の動悸と、胸痛、息苦しさを感じ、気がつけば、涙が溢れていた。
それに気付いた旦那様は、PCを落とし、テレビを消し、寝室へと私を呼びいれ、お話しを始めた。

呼吸困難になり、ヒキツケを起こす程の発作は久しぶり。
それでも、何とか旦那様の思いを聞き、私の思いも話した。
言葉のすれ違いによる、些細な喧嘩は、確かに辛いものではあったけれど、旦那様の元を去るという考えは、全く浮かんではいなかった。
毎日の様に、苦しみの中、こんな発作を起こして泣きじゃくってた2年前。
その頃から比べると、格段に少なくなっている。
それは、決して我慢しているからではなく、今、「楽しい」と「幸せ」と思える時間の方が多くなったから。
本当に些細なことだけれど、とても楽しい事が沢山あって、とても幸せっ!という思いは少ないが、ほんわかと幸せだなぁ。と感じることが多くなった。
「とても幸せっ!」というのは、とても難しくて、幸せの絶頂になってしまうと、些細な本当の幸せを逃してしまいそうなのだ。
絶頂は、そうは続かない。
「ほんわかとした幸せ」が、私の望んでいたことなのだ。

こうして、色々な思いを日記に書き綴ったりもしているけれど、旦那様に自分の思いを直接伝えることはほとんどない。
それは、私の意地っ張りな性格の所為もあり、旦那様が仕事で疲れて、ストレスを抱え込んでいる時に、こんなことを言うのは、余計にイライラさせてしまうのではないかという思いもあり、ただただ恥ずかしいという思いもあり、伝わっているだろうという過信など、色々な理由がある。

「俺は、亜栗鼠の心の中が完全に分かるような神様でもなんでもないし、俺だって不安になることはあるんだよ。俺だって、言葉が欲しい時だってあるんだよ。」

旦那様も、不安を感じているんだ。
と、少し安心感を感じ、少し嬉しくも思った。


幸せですよ。
ココに来て、本当に良かったと思っています。
まだまだ至らない事も多々あるとは思いますが、どうぞ、これからも一緒に居てください。
もう少しだけ幸せを追いたいと思っています。

もう少しだけ幸せを・・・
どうか、あなたと一緒に・・・
もう少しだけ幸せに・・・

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2004年10月05日(火)
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