on a wall
亜栗鼠



 ほとんど一日寝ていた

夕べ
「疲れてイライラしてるから。」
と、暗くした寝室で、静かにラジオをつけて早々に旦那様は寝てしまった。
会話はほとんど無かった。
私は、いつもの眠剤に加え、少し強めの眠剤を2種類追加して、明け方、ようやく眠りについたような気がする。
そして、時々うなされながら目を覚まし、また眠った。
夕方になり、ようやく起こされ、旦那様の買ってきてくれたお弁当を食べた。
それから、少しだけ旦那様の友人のHさんが来て、少しだけ談笑した。
Hさんの帰った後は、旦那様はゲームをしていた。
私は、何をする気力もなく、座っていることさえ辛く、ゲームをする旦那様の側で、横になり、少しウトウトしたりもした。
「ここは寝る場所じゃないよ。」
と叱られもしたけれど、私は、その場でウトウトとしながら、やはりうなされながら時々目を覚ました。
旦那様が寝室に行ったので、追いかけて私も寝室に行き、布団の上で横になり本を読んでいる旦那様の背後で、そっと横になって、ウトウトとした。
やはり、うなされる。
特に夢を見た記憶は無い。
ただ、寝言で「ごめんなさい。ごめんなさい。もうしません。」と言っていたそうだ。

あまりに身体がイライラし始めた。
「しっかり爪を立ててでも、俺にしがみついてろ。」
と抱きしめてくれていたが、どうにも、動悸と身体のイライラは治まらない。
「頬をはつってやろうか?」
そう言って、私の左頬を平手で強くぶってくれた。
その瞬間から、涙が溢れ出した。
悲しみの涙なのか、苦悩の涙なのか、喜びの涙なのか・・・
感情は自分でも分からなかった。
それでも、涙は勝手に溢れてきた。
ひとしきり涙を流すと、身体のイライラは大分治まっていた。
それから選択をして、洗い物を片付けて、日記を書いている。


今では、すっかり手の掛かる大人になってしまったが
こんな私も、昔は、全く手の掛からない子供だったのだ。

↑エンピツ投票ボタン
My追加する
2004年03月13日(土)
初日 最新 目次 MAIL

あなたの声を聞かせて下さい。
空メールでも喜びます。




My追加
エンピツ