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on a wall
亜栗鼠
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夢
夢を見た。
決して嫌な感じの夢じゃない。
夜中に、ある女性の家に行く。
網戸の向こうに、その女性は両親と一緒に寝ていた。
私は、そっと網戸を開け、女性に近づく。
初めて会う彼女を起こすと、入ってきた窓の方へと誘導する。
網戸の向こうにいる旦那様に気付いた彼女は、とても柔らかい笑顔を見せた。
そして、網戸越しに二人は手を合わせる。
その瞬間、私は白い光に目を眩ませるようにその場に倒れて動けなくなった。
意識が遠のき、私はそのまま消えてしまうような気がした。
けれど、完全に意識がなくなることはなく、私はただ二人の姿を見つめていた。
旦那様は網戸を開け、彼女の髪を、頬を撫でる。
愛しそうに、とても柔らかい安堵の表情で。
彼女も、とても嬉しそうで安心したような表情で笑っていた。
何も言葉が交わされることはなく、ただただ見つめ合い、触れ合い、久しぶりの再会の喜びを、ただただ感じているようだった。
旦那様が家の中に入ると、彼女は旦那様にピタリとくっついて座り、私も起きあがって旦那様を真ん中にして座った。
暫く3人で楽しく話をした。
暫くの間、離れて暮らしていた子供が、なかなか薬を飲んでくれないの。と愚痴をこぼしていたが、あまり気に病んでいる様子はなかった。
ふと気が付くと、彼女のご両親が目を覚ましており、「こんな時間にお邪魔してすみません。」と挨拶すると、何も言わずにただこちらを見つめていた。
彼女がおもむろに布団を捲ると、そこには生後一ヶ月程の赤ん坊がいた。
今にも泣きそうな表情をしている赤ん坊を、私は穏やかな気持ちで見つめていた。
「結婚したの?」と問う旦那様に、「離婚して帰って来たの。」と笑顔で答える彼女。
そして、泣きそうな赤ん坊を抱いて隣の部屋にオムツを換えに行った。
旦那様と私は帰ることにして、車に乗る。
音を気にしてか、部屋の横を通り過ぎるまでエンジンはかけず、車を押した。
門のところまで来たとき、「両替してもらうの忘れてた。」と、私に500円玉を2枚渡し、彼女のところに行くように言い付けられる。
オムツを換えている彼女のところへ行き、500円玉を差し出すと、彼女は1000円札をくれた。
そして、「また遊ぼうよ。」と言いながら、一緒に門のところまで来てくれた。
旦那様がいない。
どこかに隠れているような気がして、辺りを見回してみると、車が50cm程に見える程下った河川敷に旦那様の車を見付けた。
指を指して手を降ると、「結構早く見つかったなぁ。」と笑いながら戻ってきた。
私は、助手席のドアに手をかけようとしていた。
「また遊ぼうよ。<むかしでんでんむし>とか。」彼女はとても嬉しそうにそう言った。
旦那様は「あぁ、あそこな。」と、<むかしでんでんむし>というものを知っている様子だった。
ここで夢が終わる。
目を覚まし、トイレに行き、起きていた旦那様に尋ねた。
「<むかしでんでんむし>って知ってる?」
旦那様は知らなかった。
夢に出てきた女性は、写真でだけ見た私の知っている彼女の顔とは違っていたが、とても可愛い女性で、終始穏やかに楽しそうに笑っていた。
鮮明に記憶に残った夢。
何を意味していたのだろう?
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2003年06月02日(月)
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