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on a wall
亜栗鼠
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歩み
「待っていてあげるから」
何度この言葉を貰っただろう。
なのに、何度も何度も不安になって
目先のことでいっぱいいっぱいになって
目的を見失ってしまう。
眠りについたところだったのに
起きてお話ししてくれた旦那様の言葉に
甘い言葉はなかった。
厳しく優しい言葉。
そしてまた眠りにつく。
その横で、どのくらいの時間泣き狂っていただろう。
違うの、違うの、まだ続きがあったの・・・
いや、結局同じことか。
どうすれば・・・どうなれば・・・
いつまで嵌り込んでいるんだ?
ガチガチと震える歯が唇を千切る。
逃げそうになる心と戦う。
眠る旦那様の手を握り締め
見失いそうになっている何かを探す。
パニックの中で、見つかるはずの無いものを。
なのに、必死で探して嵌り込むばかり。
3時間以上は泣き続け、
流石に泣き疲れたのか、
何度も頼りそうになった薬にも手を伸ばさず、いつのまにか眠っていた。
朝になって、何度か目を覚ましたけれど
起き上がれずに、また眠った。
お昼頃になって、旦那様の温かい感触でようやく目を覚ます。
「苦しかっただろう?辛かっただろう?前みたいに我慢して押し殺して逃げようとせずに、進もうとしてるから今まで以上に苦しいんだよね。解かってるから。」
そう言って抱きしめてくれた旦那様の目には、うっすらと涙が浮かんでいた。
うん。うん。うん。うん。
何度も何度も頷いて
寝起きは旦那様の胸で泣いた。
凄く凄く苦しくて
凄く凄く辛くて
逃げたくて逃げたくて
でも、必死で頑張ってたんだ。
でも、逃げようとしている自分ばかりが見えて
でも、必死で歩こうとしていて。
だからこんなに辛かったのか。
そうだったんだ。
「間違っても俺が幸せだったら幸せなんて思うなよ。」
ダメなの?
では、どうすれば・・・
私、どうすれば・・・
パニックの中では思い出せなかったこと。
私は操り人形じゃない。
自分の足で立ち、
自分の足で歩き、
自分の手で幸せを掴み、
自分の心で幸せを感じる。
その為にはどうすればいいのか。
それは、これからまたゆっくりと探していけばいい。
またゆっくりと思い出していけばいい。
ひとりで歩くんじゃない。
一緒に歩いてくれる旦那様がいる。
おんぶしてもらうんじゃない。
一緒に歩くんだ。
旦那様の求めている答えとは違うかもしれない。
けれど、間違いではないはず。
これは、私の思いだもの。
今の私が考えたことだもの。
そして、これは答えではない。
まだまだ答えなんて出るはずないのだから。
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2003年03月30日(日)
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