on a wall
亜栗鼠



 複雑な気持ち

仕事が終わって帰宅途中、携帯が鳴る。

辛くてどうしようもなくなった私の友人、私は仕事中で電話にも出られない。
彼女が旦那様の仕事について行っていた。

私は仕事の帰りに保育園に二人の子供をお迎えに行き、買い物して、もう一人小学生の子供を彼女の家に迎えに行き、家へ連れて来る。
食事を作って4人で食べる。
後片付けをして、そろそろ帰って来る旦那様と彼女の食事の準備をする。
20時過ぎに帰って来た。
二人が食事をする。
後片付けが終わったら、子供達は旦那様と遊んでいた。

もしかして、この風景の中でも彼女は「私じゃなくても、私がいなくなってもいいんじゃないか。」と思うのだろうか?
時々思う。
彼女にとって、私の存在理由は何だろう?

彼女たちが帰って、旦那様に問われる。
「彼女を仕事に連れてって、1日中一緒に居て・・・良かったの?」
複雑な気持ち。
旦那様がしてくれていることは、私の為でもある。
とても感謝している。
けれど、嫉妬しない訳じゃない。
お疲れなのに、申し訳なくもある。
身体を壊して欲しくもない。
私が持ってきた種。
私が諦めてどうする。
とてもとても気持ちは複雑。

一人で3人の子供を育てていくのは大変な事だ。
仕事が終わって、いつもの事ながら吐き気に襲われていて、少しお腹も痛くて。
けれど、そんな事も言ってられない。
たまには少しの時間くらい彼女を解放してやらなきゃ。
今、それをしてやれるのは私しかいない。
彼女は今、旦那様と一緒にいる。
今日の行き先からして、「この海を誰かと一緒に見るとは思わなかったよ。」と旦那様が私に言った風景を彼女と二人で見ている。
恋が芽生えることは無いのはわかっている。
私は彼女の子供の世話をしている。


彼女には決して言わないけれど。
彼女だけには決して知られてはいけない気持ち。


きっと彼女はまた不幸を追い求めるかのようにココを去っていくのだろう。
私では彼女を満たすことは出来ず、
彼女の思い描いていた通りにはいかず。


書いているのが辛い。
ふと湧いた私の醜い部分。
それを晒すことが苦しいのだろう。

ヤキモチではなく、嫉妬

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2003年01月28日(火)
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