on a wall
亜栗鼠



 生きている

自分の足で立ち

自分の決めた道を

自分の足で歩いている


決して楽な道のりではないけれど

楽しんで歩いていける


誰かに操られ

誰かの望む道を歩き

自分を無くしていたのは過去のこと


身を切り裂かれるような苦しみを味わい

自分を抹消してしまいそうになりながら

乗り越えて来た道


私は望み続けてきた

変化したいと

辛くとも

苦しくとも

操り人形の糸を切ることを望み

自分自身で切断することを決定した


「変化したい」

と望むのならば

それは決して不可能なことではない


「今は無理・・・」

と言うのなら

今は時期じゃないだけ

望み続けることを忘れなければ

いつか時期は来る

その時期を逃さないよう

辛くとも

苦しくとも

望み続けること

忘れないで



私は今、生きている。

私は今、歩いてる。

自分の意思で

自分の足で

そんな気がする。

色んな風景に気付くことが出来るようになった。


彼とメッセンジャーでお話ししはじめた頃

私は確か、こんな事を言っていた。

「時間に追われることなく、だらだらと過ごし、風景を見ようとしていなかったのでしょうね。」

彼は確か、こんな事を返してきた。

「気付いてしまうと苦しくなることを知っているからでしょう。」

そう、私は知っていた。

気付いてしまうことで苦しくなってしまうことを。


それでもやっと私は気付き、

苦しくとも、歩き始めることを選んだ。


これが正解だったのかは、

この世に別れを告げる頃に分かること。

今は、これで良かったのだと思っている。



私、変わったよ。

私、生きてるよ。

私、歩いてるよ。


最近、動作が随分とゆっくりになった気がする。

そう言うと、

「これが亜栗鼠のペースだったんだよ。」

と。

今まで、何かに急かされていたのかもしれないな。

私の本来のペースは、これだったのか。

自分のペースでゆっくりと歩いていこう。



忙しい中、時間を作ってくれて

そんなお話しをした。

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2002年10月24日(木)
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