on a wall
亜栗鼠



 ゲーム

人の優しい部分を素直に取り込み過ぎなのか
強くなること
冷酷になれと云うことなのか

確かに
私が見たあの人たちの優しさは
もう既に過去のもの
現在のこの仕打ちは、過去の優しさに恩義を感じていられるものじゃない

ゲームの始まり

手は差し述べられている
その手を掴むのは私
ヤルのも私

振り向いたら負け
血を吐くような思いをしてココまで来たんだ
負けられない
どんな結果になろうとも
一番負けてはならない相手は
自分


手は差し延べられている
ヤルのは私
でも、ひとりじゃない




正直、少し疲れている
正直、もうどうでもいいなんて投げやりになっている
正直、手の平を返した相手の態度にバカバカしさを感じている
正直、今にも後ろを振り返ろうとしている自分がいる

けれど
あの人たち、家族諸共地獄に堕としてやりたい
と思い始めているのも正直なトコロ



とりあえず、明日はひとりであの嫌な場所に行かなければならない
でも、ひとりじゃない
正直、かなり憂鬱
とにかく、明日は後ろを振り向かないことだけ
現実を見て、これからの作戦を立てる為の自分との戦い
頑張るしかない

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2002年09月16日(月)
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