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on a wall
亜栗鼠
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on a wall
昨日の願いは叶えられることはなかった。
昨日の願いは
「自傷を手伝ってくれ」
と言っていたのだ。
それは私も自覚していた。
夢の中にいた頃なら叶えてくれたのかもしれない。
人間であることを捨てて、苦しみを誤魔化して、
夢から醒めそうになったら、また夢の中へ引きずり戻してもらう。
今は現実の中にいる。
一日中泣いて、いつのまにか眠っていた。
「疲れて寝たか・・・」
彼のその言葉で目が覚めたけれど、そのまま動けずにいた。
私が寝ていると思って話しかけている彼の言葉をそのまま聞いていた。
涙が溢れて気付かれた。
「起きてたのか。嘘嘘、今の取り消し!」
なんて言われちゃったけど
忘れないもん。
厳しい言葉の裏にある優しさを聞いたような気がする。
何故ココに来たのか・・・
それは、彼の隣を歩いていくため。
忘れちゃいけない。
私は彼の隣を歩いている。
ココに来る前と、ココに来てからと
明らかに何かが変わっている。
接し方も、調教も
漠然としか感じていなかったけれど
少し理解出来てきた気がする。
以前は主の後ろを歩いていた。
今は隣を歩いている。
私の前には誰もいない。
on a wall
ココは壁の上
私が居るのは壁の上、彼の隣
抱きしめられた感触がとても温かくて、
とても心地良くて、
とても気持ち良く眠った。
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2002年07月23日(火)
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