29号の日記
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| 2005年04月26日(火) |
クレしん「雲黒斎の野望」 |
日曜日、蔦屋で「クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望」を借りてきました。雲黒斎という、余りに品のない敵のボスの名が嫌で、今まで敬遠していたのですが、ネット上の批評を見ると、まだ見ていないクレしん映画の中では比較的評判が良いようなので、試してみることに。 結果は「凡作」。「傑作」ではないが「駄作」ではない、並の出来。
タイムパトロール隊の制服「タイムスーツ」のダサさには大笑い。胸の辺りには片仮名で「タイムパトロール」って大書きされていて、背中にも、○の中に「タ」と大書きされている。恐らく歴代SFの中でピカ一のダサさなのではないだろうか。ただ、同時に、30世紀でも片仮名が健在ということに内心ほっとしている自分がいる。
雲黒斎が、部下の忍者が奪ってきた、みさえのバッグの中に入っていたと思われる、三流スーパーの安売りチラシをしげしげと眺めている場面も笑える。「信州牛大乱売」とか「ブラックタイガー980円」とか、やけに勇ましくリアル。 「お銀」が、バッグの中から預金通帳を取り出すと「何これ?」という表情をする。次に取り出したのは、ファンデーションのケース。「何だろう」と思いながらパカッと開けると中に手鏡がついている。自らの顔をその小さな鏡に映し、「フフフ」と満足げに微笑むお銀。ここの描写もリアルな感じがして好きである。戦国時代の女性に預金通帳の意味なんて分からないだろうから、当然「何これ?」と思うだろうし、ファンデーションケースに喜んだことに対しては、女性が持つ本能とも言える、「美への関心」は、時代を超えて共通なんだという事実を実感させる。 俺にとっての一番の見所は、吹雪丸が雲黒城に乗り込む場面。二人と一匹を乗せた名馬「えんじ」が、だんだん疲れてきて、息遣いが荒くなり、足が乱れ、口から泡を吹き、天守閣まで辿り着いたところでぶっ倒れてしまう辺りの描写の細やかさは見事。 ひとつのクライマックスである、吹雪丸と「お銀」の一騎討ちは最高。剣を持たず、着物の袖で戦う「お銀」は、アンチヒーローの不気味な魅力たっぷり。鋭い刃物は横からの力に意外にもろいという真実はリアル。 その後の雲黒斎ことヒエールとしんちゃんの戦いは、ヒエールが余りにも弱く、情けなさ過ぎて×。 最後の巨大ロボ同士の戦いも△。ひろしが言う通り、「余りにもご都合主義的」でリアルな感じがしない。ただ、ヒエールの巨大ロボが発射した2発の爆弾に付けられた名前には笑わせられた。
参考(各5点満点)
順位:作品名略称: 映 像 : 笑 い : 感 動 : 総 合 1位:オトナ帝国:☆☆☆☆_:☆☆☆__:☆☆☆☆☆:☆☆☆☆☆ 2位:Henderland:☆☆☆☆_:☆☆☆☆☆:☆☆___:☆☆☆☆ 3位:戦国大合戦:☆☆☆☆_:☆☆☆__:☆☆☆__:☆☆☆☆ 4位:豚のひづめ:☆☆___:☆☆☆__:☆☆☆__:☆☆☆ 5位:雲黒斎 :☆☆☆__:☆☆☆__:☆☆___:☆☆☆ 6位:カスカベボーイ:☆☆_:☆____:☆____:☆ 7位:ヤキニクロード:☆__:☆____:☆____:☆
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