29号の日記
DiaryINDEXpastwill


2005年02月07日(月) 水戸黄門(石巻)

 昨日、おとといのスキーの後片付け(洗濯等)が待っている為、今日はスポクラへは行かず、まっすぐ帰宅。
 先週と先々週はスポクラ優先の為、観ていなかった「水戸黄門」を観る。
今日の悪のテーマは、「過剰な公共事業と献金の着服」現代の世に通じるテーマである。
 悪の張本人は勿論「お代官様」(=民間委託公務員)。それに加担したのが材木問屋(=建設資材業者)と口入れ屋(=民営職業紹介所。※)

 お代官様は、普請(=公共建設事業)として港の改修を行なうから、寄付金を出すようにと、石巻の町の廻船問屋(=海運業者)組合に要請。本当のところ、廻船問屋組合としては、今の港で十分だから、改修工事は必要ないと思っているが、お代官様の意向には逆らえない。
 で、お代官様は、海運業界から集めた献金の半分を着服。残り半分は工事に使われるが、それは結局、お代官様と結託した建設資材業者と職業紹介業者が儲かる仕組み。うーん、まさに悪のトライアングル。見事である。
 このカラクリ、誰もが必要ないと思ってる高速道路や箱物施設を「地元発展のために」という名目で、本音のところ、地元建設業者と地元の雇用確保のために建設してしまい、御礼として地元建設業者団体から献金をもらっている現代の政治家に通じるような・・・。

 

※大抵の職業が世襲が普通だったこの時代、紹介される職業と言えば、工事現場での肉体労働に代表される、臨時・日雇的な仕事が殆どであった。農村からの出稼ぎ農民や浪人(=失業中の武士)、様々な事情で故郷を捨てて都市に流れ着いた、身分不詳のゴロツキのような人々が顧客であった。
 雰囲気はいわゆる蛸部屋のようなものであったらしい。何故なら、口入れ屋は、口入れ希望者(=就職希望者)から徴収する口入れ料(=紹介手数料)で利益を得ていたため、口入れを希望する失業者が賃銀(=賃金)をもらう前に仕事を辞めてしまうと、利益を取りっぱぐれてしまうからである。(就職希望者は大抵、紹介を受ける時点では無一文なため、必然的に口入れ料は、就職後の賃銀から天引きという形になる。)また、なるべく早く利益を確保したいという口入れ屋の思惑は、どうしても、労働者を無茶に働かせてしまうという結果を生んだ。


29号 |MAILHomePage