29号の日記
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2003年04月23日(水) タダメシ

 労働組合主催の新入組合員歓迎会が、人民食堂(「29号の辞書」参照)で開催され、呼ばれたため、「新入」じゃないんだけど気晴らしに参加。
 相変わらずの人民食堂。サラダのトマトは干からび、千切りの大根はびしょびしょになっている。「昼間のうちに作りおきしただろう?」と突っ込みを入れたくなってしまう。ということで、あまり食事に箸をつける意欲がわかず、結果として、腹にあまり食べ物を入れないまま、酒だけが進む。
 俺の左隣には二十歳そこそこの若い新入組合員(♀)が。ビールを注いでくれたり、頼みもしないのにつまみを取ってくれたりと愛想がいい、のだが、俺の視線は専ら、ひとつ席を飛ばした右側に座っている、セミロン毛君。どうやら組合幹部らしいが、こうした活動に携わっている人種にありがちなダサダサ感はなく、黒髪ながらなかなかいけているのだ。
 で、その黒髪セミロン毛君と視線が合ってしまい、
「29号さんですね」
「えっ、何故俺の名前知ってんの?」
「有名ですよ」
いつの間に俺、労働組合の幹部の人々の間で、知名度上がっているんだろう?
しかもこの幹部、先月の聖地巡礼(「29号の辞書」参照)の際には会っていないのに・・・。
 まあいいや、その「えっ、何故俺の名前知ってんの?」がきっかけとなって彼と話弾んだから。しかも彼、実は社員ではなくて、組合が、幹部やってくれる社員がいないために、組合費で臨時で雇ったバイト君という身分で非常に貧しいらしい。(思わず妄想が頭の中を駆け巡る。〜「アパート代高いんだったらウチに来なよ。」で始まる魅惑の同棲生活の妄想・・・。)
 上機嫌で酒が進み、熱燗の日本酒を飲んだが、これがまた安い日本酒で、(熱燗で出されるということ自体、安物であることを物語っている・・・。)
肝臓にグッとくるものがあった。帰りの電車では、気持ち悪くなって、乗換駅ではないのに途中下車して一度休んだ。吐くことを覚悟してトイレに入ったが、大丈夫だった。帰るなり、そのまま倒れこむようにして寝た。  


 


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