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■ 面白かったのがりすかなの!
いや〜いやいやいやいや、買ってから2ヶ月してやっと読みました、西尾維新「新本格魔法少女りすか」(講談社ノベルス)。
う。 なんていうの、感想とかもうどうでもいいじゃん、なんだけど。 痛快でした、メチャメチャ。読んでて腰が浮いちゃうくらい、ワクワクしたの久しぶり! 西尾さんの常套手段「関係性の必然の秘匿」が全面に押し出されていて、行間からそれを推測するスリルがたまらんワケよ。
主人公(つか、一人称担当)創貴(キズタカ)少年の絶望的に強烈な信念が、これでもかこれでもかこれでもかっていきおいで怒涛のように攻めて来るのが信じられないくらい感動的なんだなあ。
りすかの秘密(笑)は言うなれば「一発逆転お約束」的にとらえてしまっていいと思う。それよりも重要なのは、創貴とりすかの複雑なようで単純で限りなく純粋で不純な結びつきに尽きます。 親子よりきょうだいより深い「血の絆」と、探り合い疑いながらも互いを知ろうとする健気さが満ちあふれた猥雑極まりない作品なのでした。
2004年09月23日(木)
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