出向コージ苑

2005年01月10日(月) 時間が余ったら

定期テストである。

コージ苑の学科では、
基本的に終わった人から退室できる。
早い学生は、大体1時間ほどで試験を書き終える。
時々、いつもは遅い学生が早々に帰ろうとするので、

「ほう、今回はちゃんと勉強したんだな」

と感心して、提出されたテスト用紙を見ると、
半分以上が空欄だったりする。
早いのはあきらめであったか、とがっくりきたりする。

中には、出来ても帰らない学生もいる。
彼らが何をしているかというと、
7割は友達待ちである。
この素晴らしき友情を見よ。
しかし、君のその優しさが、
待たれている当の「お友達」にとっては、
無言のプレッシャーであることも気づけ。な。

後はまあ、こう言ってよければ変わり者の皆様である。
何が楽しいのか、彼らは教室にいたがる。
そして、事もあろうに試験会場の雰囲気にひたったり、
徒然なるままに試験用紙にマンガを描いたりしている。

今日も、1年生で一人いた。
「会話を作りましょう」という短文作成の問題。
横にスペースがあるのが彼の絵心を刺激したようで、
(1)から(5)まで、
全ての問題にマンガをつけていた。
あーあー、しょうがないなあテスト用紙がぐちゃぐ

うまいな。

外国の新聞にある風刺画のようなタッチで、
なかなか面白いイラストである。

今度からテストにつける絵、
彼に頼んじゃおうかな…
(コージ苑は針金人間しか描けない)


 < これまで  もくじ  これから >


コージ苑