本は、寝転んで読むのが好きだ。 ここに畳があれば、もっと快適に読書できるのに。
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有吉佐和子『悪女について』 新潮文庫
悪女。いいっすね、悪女って響き。 自分はどうすっ転んでもなれそうにないけど。 ということでこの本、 正直言うと「題名買い」である。 女性実業家、富小路公子(この名前!)が謎の死をとげる。 彼女は何故死んだのか。 生前の彼女と関わりを持っていた27人が、 彼女の人となりを語る様が、 インタビュー形式で綴られる。 彼女の本性はどういうものなのか。 謎は解決されるのか。 最後まで一気に読んでしまう、そんな本。
愛真覚羅浩『流転の王妃の昭和史』 新潮文庫
こちら、同じ女性でも悪女とは程遠い。 由緒ある華族の出で、 「ラスト・エンペラー」の弟に嫁いだ人である。 帯を見ると、年末にドラマになっていたらしい。 送ってくれた人は、番組のチラシまで同封していた。 なんて親切な(しかしある意味残酷な)人だ。
いや、本の感想でなくて申し訳ないんだけど、 そのチラシの裏は、人物相関図になっているのですよ。 配役の写真つきで。 竹野内豊が主役の片側というのはいいとして、 その、ずーっと下のほう、 明らかに脇役(しかも出番がさほどないと思われる)で、 反町が出てるのですが。 あの、ここ数年日本のドラマとは縁がなくなっているのですが、 この人は竹野内とこれだけ差がついてしまったのでしょうか。 それとも、逆に「友情出演」とかで、 タイトルロールで終りの方に出される程になったのでしょうか。 はたまた、単に反町と竹野内はセットなのでしょうか。
…ええと、私何の話してたんだっけ。
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