出向コージ苑

2004年10月06日(水) カビ臭い

3・4年生のオリエンテーション。
文法漬けになる前半とは異なり、
この学年になると、言葉を応用する方に重点が置かれるようになる。
例えば、何か調べたことについてプレゼンテーションを行うとか、
卒論に役に立つ文章の書き方を勉強したりとか、
そして、

古典やるとか。

これがまた嫌われるんだ。
そりゃよーく分るよコージ苑。
自分だって古文、胸はって好きとは言えなかったもん。
文法の暗記大変だったし。
特に助動詞、あれは一体何!?ってほどだった。
「源氏なんか『あさきゆめみし』読んでりゃいいだろうに」と、
わけもなく反感を持った記憶もある。

日本人ですらこの始末なのに、
外国語として日本語を習ってる学生が、
2年間やった時点で古典を習わされる悲しさよ。
しかも必修、逃げ場なし。
担当の教師を逆恨みもしたくなるってもんですよ。

コージ苑なんだけどさ。
(別に逆恨みされたことはないけど、授業のノリは悪い。断然悪い。)

さらに。

大抵の学生は「やっつけ」で古典の単位を取るので、
その先にある「古典上級」とか「漢文」の授業なんて、
できれば避けてとおりたい科目ナンバーワンだ。
こちらは選択科目なので、十分逃げ場あり、だし。

担当、どっちもコージ苑なんだけどね。

今年の私は、なんだかカビの臭いがする。
古文書開けた時の、あの臭いが。
そして、カビは嫌われるんだ。
(コージ苑だってきらいだ)

選択科目の登録リスト、
「古典上級」も「漢文」も、
一人の名前も無かったね、うん。

泣いてないよ。


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