3・4年生のオリエンテーション。 文法漬けになる前半とは異なり、 この学年になると、言葉を応用する方に重点が置かれるようになる。 例えば、何か調べたことについてプレゼンテーションを行うとか、 卒論に役に立つ文章の書き方を勉強したりとか、 そして、
古典やるとか。
これがまた嫌われるんだ。 そりゃよーく分るよコージ苑。 自分だって古文、胸はって好きとは言えなかったもん。 文法の暗記大変だったし。 特に助動詞、あれは一体何!?ってほどだった。 「源氏なんか『あさきゆめみし』読んでりゃいいだろうに」と、 わけもなく反感を持った記憶もある。
日本人ですらこの始末なのに、 外国語として日本語を習ってる学生が、 2年間やった時点で古典を習わされる悲しさよ。 しかも必修、逃げ場なし。 担当の教師を逆恨みもしたくなるってもんですよ。
コージ苑なんだけどさ。 (別に逆恨みされたことはないけど、授業のノリは悪い。断然悪い。)
さらに。
大抵の学生は「やっつけ」で古典の単位を取るので、 その先にある「古典上級」とか「漢文」の授業なんて、 できれば避けてとおりたい科目ナンバーワンだ。 こちらは選択科目なので、十分逃げ場あり、だし。
担当、どっちもコージ苑なんだけどね。
今年の私は、なんだかカビの臭いがする。 古文書開けた時の、あの臭いが。 そして、カビは嫌われるんだ。 (コージ苑だってきらいだ)
選択科目の登録リスト、 「古典上級」も「漢文」も、 一人の名前も無かったね、うん。
泣いてないよ。
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