出向コージ苑

2004年05月29日(土) 知らない人、知らないところ

阿川佐和子『あんな作家 こんな作家 どんな作家』 文春文庫

読了後、コージ苑は決心した。
夏まで、食わず嫌いだった作家の本を読んでみるキャンペーンをするぞ。
・・・という気にさせる本。
著者自身が、取材する作家に惚れてるんだろうなという、
そんな文章がつまっていた。


大槻ケンヂ『行きそで行かないとこへ行こう』 新潮文庫

今日は軽い本ばっかりだな、と苦笑しつつ。
コンセプトとしては、月曜日に読んだ椎名誠の本にちょっと似ている。
つまり、『深夜特急』のような、大掛かりな旅行ではなく、
稲葉が歌うところの、
「いつものあの角を反対に曲がったらいい」旅行。
旅行というよりは、「ちょっとばっかしの冒険」かなあ。

大槻ケンヂをビリケンさん探求の旅へと誘った、
中島らもの台詞がめちゃめちゃツボだった。
彼は言う。
「大槻君、あそこへ行っちゃいけない」
どうしてかと問うた著者に、らも師匠はボソッと言う。
「今まで何人もの若者が、そのためにあたら若い命を・・・」

こんなこと言われたら、コージ苑だって行くね。
「あたら」って。「あたら」ってすごくない?


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