言い忘れていたが、新しいビザを取得したコージ苑である。 今回はしっかりと半年以上有効。 よーしよし。
従って、やっとの事で銀行口座を「住人用」に変えられることに。 今までは外国人特別口座しかもらえず、 それは何が「特別」かというと、 限りなくゼロに近い「特別な」利率であり、 ATMで使えない「特別な」紙製のカードしかもらえず、 何かと「特別な」(「不便な」とも言う)扱いをしてもらえる、 嬉しくも何とも無い口座なのである。
まず、パスポートとビザ、契約書等を持って銀行へ。 とにかく何が必要か分らなかったため、 少しでも必要になりそうなものは、残らずカバンに突っ込んで行く。 最初は、いつもお世話になっている窓口へ。 待ち時間30分は、ここにしては短い方。 キャリア然としたマダムが待ち構えるブースへ入り、 口座の切替をしたい旨を伝える。
するとマダム、コージ苑の残高を確認し、 何やら書類を用意して、 プラスチック製のポットへそれを入れる。
このポットについては、少々説明が必要だ。 これを所定の場所へセットすると、 「プシュー」と音を立てて中へ吸い込まれてゆく。 そして再び姿を現した時には、 ポットの中には金がつまっている、という仕組みである。 コージ苑はこれを「魔法のポット」と呼んでいるわけだが、 残念ながら自分の残高は減っているのである(当たり前)。
今回、コージ苑が頼みもしないのに、 何故か「魔法のポット」は貯金残高を丸々運んで来た。 コージ苑、もう少しで「解約じゃないよ!」と叫ぶところだった。 聞けば、ここは「外国人口座用の窓口」なので、 「普通口座用窓口」へ行って登録しなおす必要があるとのこと。
…面倒くさぁ…
そんなの、ちょいちょいっとやってくれればいいじゃん。ここで。 しかし文句を言ったところで、 日本のように何とかなるわけもない事は承知の上なので、 ここは素直に指示に従う。 あっさり口座切替を認めてくれただけ良しとしようと、 ポジティブシンキング。
〜そして30分後〜
相変わらず行列に並んでいるコージ苑がいた。 ここはディズニーランドかっつの。
〜さらに30分後〜
やっとのことで順番が来る。 手続き自体は20分程度(←あっという間だ)で終り、 新しい契約書と新しい口座番号をもらった。 有能そうなマドモアゼルがコージ苑に言った。
「14日経ったら、キャッシュカードを受け取りに来てね♪」 「分りました、14日後ね。14日(カレンダーをチェック)…14日?」
…キャッシュカードに2週間…
カードなんて、名前と口座番号パンチするだけじゃないのか? 「あの」L国でさえ、2日後には受け取れたぞ。 (銀行は外資系だったにせよ)
ああそうか、
名前と口座番号彫ってるの、 職人さんなんだ、きっと。 一人一人の顧客のカードを、 心をこめて一枚ずつ手作業で彫ってるんだ。 その仕上がりには、あたたかい手彫りの味が…
…って、あってたまるか! 次の給料日後までカード無しかよ!!
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