出向コージ苑

2004年02月20日(金) 職人の手仕事

言い忘れていたが、新しいビザを取得したコージ苑である。
今回はしっかりと半年以上有効。
よーしよし。

従って、やっとの事で銀行口座を「住人用」に変えられることに。
今までは外国人特別口座しかもらえず、
それは何が「特別」かというと、
限りなくゼロに近い「特別な」利率であり、
ATMで使えない「特別な」紙製のカードしかもらえず、
何かと「特別な」(「不便な」とも言う)扱いをしてもらえる、
嬉しくも何とも無い口座なのである。

まず、パスポートとビザ、契約書等を持って銀行へ。
とにかく何が必要か分らなかったため、
少しでも必要になりそうなものは、残らずカバンに突っ込んで行く。
最初は、いつもお世話になっている窓口へ。
待ち時間30分は、ここにしては短い方。
キャリア然としたマダムが待ち構えるブースへ入り、
口座の切替をしたい旨を伝える。

するとマダム、コージ苑の残高を確認し、
何やら書類を用意して、
プラスチック製のポットへそれを入れる。

このポットについては、少々説明が必要だ。
これを所定の場所へセットすると、
「プシュー」と音を立てて中へ吸い込まれてゆく。
そして再び姿を現した時には、
ポットの中には金がつまっている、という仕組みである。
コージ苑はこれを「魔法のポット」と呼んでいるわけだが、
残念ながら自分の残高は減っているのである(当たり前)。

今回、コージ苑が頼みもしないのに、
何故か「魔法のポット」は貯金残高を丸々運んで来た。
コージ苑、もう少しで「解約じゃないよ!」と叫ぶところだった。
聞けば、ここは「外国人口座用の窓口」なので、
「普通口座用窓口」へ行って登録しなおす必要があるとのこと。

…面倒くさぁ…

そんなの、ちょいちょいっとやってくれればいいじゃん。ここで。
しかし文句を言ったところで、
日本のように何とかなるわけもない事は承知の上なので、
ここは素直に指示に従う。
あっさり口座切替を認めてくれただけ良しとしようと、
ポジティブシンキング。


〜そして30分後〜


相変わらず行列に並んでいるコージ苑がいた。
ここはディズニーランドかっつの。


〜さらに30分後〜


やっとのことで順番が来る。
手続き自体は20分程度(←あっという間だ)で終り、
新しい契約書と新しい口座番号をもらった。
有能そうなマドモアゼルがコージ苑に言った。

「14日経ったら、キャッシュカードを受け取りに来てね♪」
「分りました、14日後ね。14日(カレンダーをチェック)…14日?」

…キャッシュカードに2週間…

カードなんて、名前と口座番号パンチするだけじゃないのか?
「あの」L国でさえ、2日後には受け取れたぞ。
(銀行は外資系だったにせよ)

ああそうか、

名前と口座番号彫ってるの、
職人さんなんだ、きっと。
一人一人の顧客のカードを、
心をこめて一枚ずつ手作業で彫ってるんだ。
その仕上がりには、あたたかい手彫りの味が…

…って、あってたまるか!
次の給料日後までカード無しかよ!!


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コージ苑