ぶっひー嬢宅におじゃまする。 コージ苑は、今の今まで彼女はイモ好きだと思っていたが、 それに負けず劣らず、栗も大好きだという事実が判明した。
証拠その一。 彼女が「昼食代わりに」とご馳走してくれたのは、自家製の焼き栗だった。
証拠その二。 おしゃべりに興じつつ、彼女の手は休むことなく栗の皮をむいていた。 下ごしらえをした後に冷凍保存し、 旬が終わっても栗ご飯を楽しむためだと、彼女は言った。
証拠その三。 焼き栗にしろ皮むきにしろ、 手慣れた様子が尋常ではなかった。
コージ苑、食に関してはそれほどのこだわりを持っていないので、 彼女の情熱とまめさ加減には、ただ脱帽である。
ぶっひーちゃん。 いつかきっと、貴女に手作りの栗きんとんを御馳走するからね。
いつか、きっとね。
多分ね。
…もしかしたら、ね。
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