教育実習が始まった。 今回の実習生は4人。 それぞれがひとつのクラスを受け持ち、 2週間のコースを教える。 実習生はもれなく全員が緊張しており、 授業準備に余念がない。
コージ苑も2年前の春、実習生としてこの国に来た。 丸ごと一つのクラスを担当するのはその時が初めてで、 毎日教案をひねり出すのに精一杯。 ろくに観光もしなかったのを覚えている。
授業には毎回、この大学の講師陣が見学にやって来て、 終了後には時にやさしく、時に厳しい批評が待っている。 何もとって食われるわけではないのに、 顔がひきつるほど緊張したコージ苑だった。
あれから2年後の今、自分が批評する立場に立っている。 実習生たちの授業を見ていると、 なんだか不思議な気分になってくる。
そして授業の後。 やはり不思議な気分を覚えつつ批評する。 あー、私ごときが彼女達にあれこれ言っていいんだろうか、 自分もろくな授業できないくせにじたばたうおおー、 …という心の内の葛藤を隠しつつ。
もしかして、私の授業を批評していた先生方も、 同じようなことを考えていたんだろうか。
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宮部みゆき『模倣犯』 小学館 いわずと知れた大大ベストセラー。 あまりにも売れているので、かえって手が出なかったのだが、 ベケ教授宅に上下巻そろっているのを発見したので、 これを機会とばかりに読んでしまった。 今さら感想を述べるのは何なので、 気になったことを一点だけ。
中居君がやったのは「ピース」ですか。 (すみません、通俗的で)
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