出向コージ苑

2003年03月28日(金) リハビリ

起き上がってみた。
かなり回復。
リハビリだと思って、お礼がわりに掃除をしてみる。

実はコージ苑、倒れてからの2日間、七味屋氏宅にお世話になっていた。
「一人じゃつらいだろうし、大体コージ苑ちはベッドが劣悪」
という周りのありがたいお見立てをいただいたのだ。
そうなの、ベッド寝心地最悪なの…もう買い換えちゃおうかな(ぼそり)。

かくて彼はにわか看護士になった、というかさせられた。
何で自分が、という疑問は確実に彼につきまとったであろうが、
それでも「よくがんばった、感動した」程度にがんばった彼である。
彼はコージ苑のごはんも作ってくれた。
「ご飯作ってあげるんです」と言ったら、それを聞いた人全員が、
「…できるの?」と限りない不信の眼差しで見たといって憤慨していた。
自分だってお料理できますよー、と主張した後で、
「何か食べたいものありますか?」と言うので、「ズッキーニ」と答えた。
張り切って買物に行く彼を見て俄かに不安を覚えたコージ苑、
ふらふらしながらついていった。

その選択、正解。
彼はにこにこしながらキュウリを手にとった。
残念だね、似てるけどそれをカレーに入れたら多分まずいよ。

※※※※※

夜はY先生とバレエを観に行く。
前々から約束していたし、初演でバカ高いチケットが他に売れなかったのだ。
演目は「海賊」。
ストーリーというほどのものもない。
一幕。
惚れた女が町の金持ちに買われたので、海賊の首領がむかついて奪った。
二幕。
女が原因で首領とケンカをしたナンバー2が、女をさらって金持ちに売った。
三幕。
女を取り返した途端、嵐にあって皆死に、首領と女だけが辛くも生き残った。
…ということで、華やかな衣装と雰囲気を楽しんだ。
今日の「Y先生の王子様」は、海賊の首領役。要は主役ですな。
期待で胸いっぱいのY先生の前に、ひらりと登場した王子様。
…ヒゲ描いとる。
5分間というもの、コージ苑は笑いをこらえて肩を震わせ、Y先生は虚脱状態。
しかもこいつ、ひらひら踊って見るからに弱そうだ。
手下のやつらはこんな奴によくついてくるもんだ。
(だからバレエだってば)

休憩中にY先生がぽつりとつぶやいた。
「やっぱり彼は王子様じゃないとあかんわ」
うん、コージ苑もそう思う。


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