ちょっと考えられないことは続いて、 今日はゲストの方々とサーカス鑑賞。
ここではサーカスは常設なので、会場もテントではない。 こじんまりしているとはいえ、駅前にドンと建てられたコンクリート建築である。 中に入るとかすかに動物のにおい。
サーカスなんて、小学生の頃に国産のものを見たっきりだ。 イメージとしては動物の芸があり、ピエロがおどけ、 ハラハラ空中ブランコやモーター音爆裂曲芸バイクや、 とにかく派手な光と音楽の中のエンタテイメント、といったところ。 こんな小さい国のサーカスもそんなだろうか。
そんなもんでした。 大規模サーカスと違って、洗練されたハデさはなかったものの、 会場がまとまって盛り上がるという、小規模ならではの楽しさがあった。 一つだけ、小さい頃と違って素直に喜べなかったのは動物の曲芸。 別に動物愛護団体に入っているわけではないが、 自転車をこぎ、縄跳びをするクマの、赤くて虚ろな目が妙に悲しかった。
エサを保障される代わりに、体の構造からはどう考えても無理な動きを教えられ、 毎週末に、観客の前で芸を披露し驚きの声と賞賛の拍手をもらう。 (しかし、彼らに拍手の意味がわかっているか、 また分っていたとしても、その賞賛は嬉しいのだろうか)
あなたは今幸せですかと、そう聞きたくなるのは人間の勝手な感傷だろうか。
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