シンデレラ・ストーリーというものがある。 例えばそれは、こんなおハナシ。 �.弌爾芭戮蟾腓錣擦砲覆辰燭里�元で付き合い始めたら、 その相手が城を持つ貴族の一人息子だった。 ��道端で苦しんでいた老人を助けたら、 それがあととりのいない大富豪で、それが縁で養子として迎えられた。 �2討侶攬翅瑤妊謄縫垢魍擇靴鵑誓沺� 自分の相手をしてくれたのが王子様で(軽井沢でどこの王子だ)、 後に白い馬で迎えにきてくれた(どこに白い馬だ)。
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大使館からこんな話が回ってきた。 「2歳の娘に日本語を教えてほしいという夫婦がいる」 コージ苑は子供相手に間がもてないタイプなのでパス。 一応その場はY先生が引き受けた。
ところで、ダッカさんは現在、かなりの薄給でがんばっている。 コージ苑の場合は大学寮に入れてもらっているので、 部屋代光熱費水道代は完全無料、給料の割に余裕はあるのだが、 ダッカさんには住宅支給がないので、生活は苦しい。 そこでY先生はこのバイトに好条件を取り付けて、ダッカさんに回した。
そして本日、何故か七味屋家でビジネスの話が繰り広げられた。 大人達が真剣に話している横で炊飯器の蓋をパカパカ開ける当の子供は、 本当にまだ小さく、その口から出るのはアーだのダーだのいうイクラちゃん語。 こんな、自国語もさっぱりの子に日本語かよ…教育熱心な両親だ。 それはさておき、では一度我が家へ、という話になったらしく、 依頼人とダッカさん、Y先生は出かけていった。
1時間後、戻ってきた2人は半ば呆然としている。 結果を聞きたがる七味屋・ケンタロウ両氏とコージ苑に、 ダッカさんは語った。
依頼人は語学教師の相場通りの時給を払うという。 一ヶ月換算すると、それは現在自分がもらっている給料よりも高くなる。 しかも自分の現状を話すと、彼らはある提案をした。 即ち、依頼人宅に住み込んで、そこから学校に通えばよい。 彼らの家はR市外にあるが、車が2台あるので自由に使ってくれていい。 奥様が主婦なので、ベビーシッターが欲しいというわけでは決してなく、 子供と週に数時間遊ぶ時間を作って、そこで日本語を教えて欲しい。
ダッカさんは「今は学校があるから住み込みはできない」と断ったらしいが、 このおいしい話に少しとまどい気味。 法律の関係で、彼は今の学校では来年度から勤務できないことが分っている。 しかし彼は、最低後1年はL国にいたいんだそうだ。 そんな彼にとって、この話はまさに棚から降って来たボタ餅ならぬペリメニ。 (註:ペリメニ=L国版餃子。) おいしいだけの話はない、とはいえ、ここは考えどころである。
さて、彼はシンデレラになれるか、それとも。
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