| 2003年01月24日(金) |
止まる時間、過ぎる時間 |
コージ苑が小さい頃からかわいがってくれた伯母さんは、 長年リューマチを患っている。 お土産を手に、お見舞いがてら昼食を一緒にした。
伯母が嫁いだ先は地元の名士のお家柄。 広い家に広い庭、広い畑と大きな車。 でも、その広い所に住む伯母夫婦は少しずつ年をとって、 ゆっくり動くようになって、静止した時間の中で過ごしていた。 扇風機のように尻尾を振る犬が一匹いる。 その犬も少しずつ年をとり、ゆっくり尻尾を振るようになった。
父と母も年をとる。 年々、帰省が終わった時に実家を去りがたくなるのは、 止まっているようで刻々と流れる、残された時間に責められるからだ。
去り際に、こちらをいつまでも見ていた伯母の姿にそう思った。
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