週末旅行である。 メンツはY先生に七味屋さん、およびコージ苑。 行き先は国境の南、もう一つのL国。 電車やバスを使うとかなりの時間だが、車なので怖いものなしである。 パスポートと「地球の歩き方」、カメラとクレジットカードを持ってゴゥ。
海外旅行、といっても小さな国のこと、国境にはほんの2時間少々で着いてしまう。 国境地帯はさすがにものものしい警備がしかれており、 かなり大きなゲート(ちなみに手動である)があった。 パスポートチェックは何の問題もなく通過。 南のL国に入って最初の目的地は「十字架の丘」という場所である。 ここは何だか知らないけれど、丘一面に十字架がひしめいている。 大きな十字架が地面に立ち、そこにまた小さな十字架が置かれ、 果ては地面に小石で作った十字架が並べられている。 とにかく、同型物が大量にあるということは迫力の源になる。 そこに宗教がかっていると、更に怖い。 ちょっとゴシックホラーな映画にでも出てきそうな場所だ。 (もしくは某ゲームでマテリアが見つかりそうな場所といっても良い) ぶるっときたのは、寒さか空腹か、または怖気のせいか。 30分程で観光終了。 近くにあるシャウレイという町で昼食をとる。
おなかも落ち着き、今日の宿泊地のカウナスへ。 チェックインしたホテルの名は「モネラ」。 「ゴジラ対モネラ」とかありそうだ、などとあほな事を考えた。 部屋は値段の割に広くて良い。 夕食の前に、宴会用の買出しに出かける。 ホテルが町の目抜き通りに面しているので、散歩もしやすい。 ここはいわゆる「L国の大阪」なのだそうで、 つまりL国では二番目の都市。 それにしてはコージ苑の住むR市(首都である)より都会なような気が… ワイン3本とビール4本を買う。
夕食はガイドに出ていたL国料理のレストランで。 普段とんでもない粗食に耐えているコージ苑、ここで奮発しないと女がすたる。 選んだメニューは「サーモンのオイスターソース」。 Y先生はビールのつまみに「豚の耳」と「ガーリックトースト」。 七味屋さんは「鶏のカレーソース、ライス添え」。 ちょっとずつ交換しながら満腹中枢が切れるまで食べた。 …はずなのに、なぜか部屋に戻って飲み会を開いている3人。 「明日の分」とかいって買ったはずの酒瓶7本は一夜のうちに消え去った。
そして真に恐ろしいのは女である。 ダウンした七味屋さんを部屋にのこし、 コージ苑とY先生は自室で更に2時間喋っていたのだ。 こうして、旅行1日目はまるで修学旅行のノリで締めくくられた。
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