Y先生の声が出ない。 風邪の引き初めか他の病気か、 とにかく授業もままならないので、合同でやる会話の授業は早めに終わる。 年末の航空券の手続きなどしていると、突然S教授が現れた。 「お茶を入れましょう、お茶」といいながら自ら戸棚を開けカップを取り出し、 あれよあれよという間にお湯が沸かされ、お菓子が出される。 なんだ、何が始まるんだといぶかしんでいると、 同僚の先生が「会議だよ」と言う。 会議って、普通あらかじめ伝えられているもんなんじゃないのか。 うーんアバウトだなあ、と苦笑しつつ席につく。 テーブルには書類の山とお茶とお菓子とお酒と …酒?←しかも日本酒 なぜ会議に酒が。
しかしこれは、初めての経験ではない。 英国留学中に、客員教授の特別講演会があった。 日本で特別講演というと、ホールで行われるとかそれでなくても大教室とか、 どちらにしてもあくまで真面目な雰囲気の中で行われる。 だがその講演会は、会場こそ大教室だったものの、 参加者に配られたのは講演のレジメと紙コップ。 そしてまわされてくるワインの瓶。 しかもご丁寧に赤と白の両方が準備されている。 驚いたものの、まあこんなもんなのかと飲んでいると、 一回りした瓶が戻ってきて、その後講演会が終わるまで延々とまわされつづけた。 終わる事には会場中酔っ払いである。
飲酒が必ずしも不真面目の現れとならない、という認識があるのかないのか、 とにかく今日の場合も「酒気帯び会議」が行われたのである。 コージ苑は下戸じゃないので、こういう時にも別に困りはしないけれど… 日本酒はもうちょっとおいしいのがよかったなあ。
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