一日中、咳をごほごほえほえほとやっていたら、 学生に「大丈夫?日本の風邪薬は効かないんじゃないですか?」といわれた。 「そうかなあ、L国の風邪にはL国の薬じゃないとだめかなあ」と聞くと、 「薬草酒ですよ!あれが効きますよ!」と口をそろえて言う。 じゃあ試してみようかな…とは言ったものの、もうとっくに飲んでたりして。
夕方、図書館の改装オープン記念セレモニーがあった。 簡単なお菓子もあるわよ、という声に誘われて、 やっぱり昼抜きのY先生と行ってみた。 もう片付けが始まっていたものの、いくらかワインとお菓子があったので、 薬草酒じゃないけど体が温まるかも、と赤ワインに手を出す。 「重装備ねえ」と学科長の先生が仰るので、 「風邪ひいちゃって」と苦笑いしながら答えた。 あらあら、と先生は近くにいた同僚にラトビア語で説明する。 (多分「この子、かわいそうに風邪ひいたんですって〜」という感じ) すると、到着の時に空港まで迎えに来てくれた運転手のおじさんが、 無言でそばによってきて、無言で赤ワインをグラスになみなみとついだ。 まさに「どぼどぼ」といった勢いで、 ワインっていいよね、などとお洒落にグラスをゆらしてみるどころの話ではない。 そしてやはり無言で「どんどん飲め」と促すおじさん、 心配してくれてるのかも、とコージ苑はありがたくグラスを空けた。
ただねえ、風邪っぴきのすきっ腹に強いワイン2杯はきつかったんだな。
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