出向コージ苑

2002年07月07日(日) 冷蔵庫の存在価値

毎週恒例、母親と2時間程度の長電話。
やはり、ここ最近の話題といえば「引越し」と「出国準備」だ。
母は、海外には行った事がない。
しかし好奇心は強いらしく、外国の話を至極面白がってくれる。
今日は、冷蔵庫の話をした。

コージ苑の秋からの住まいは、赴任する予定の大学の寮だ。
留学した時の経験から、トイレ・シャワー・キッチンは共同だと思っていたら、
どうやら各部屋にちゃんとついているらしい。
おまけに、前任の先生が冷蔵庫等も置いていってくれるとのこと。
「大きくてうるさいロシア製だけど、使えると思います」との伝言を聞き、
昨日F嬢と食事をしていた時にその話をし、
「よく冷えそうだねー」と冗談を言った。
すると、数年前にブルガリアに住んでいたF嬢の返事はこうだった。
「あんたバカだねえ、あの辺での冷蔵庫っていうのは、
冷やすためにあるんじゃなくて、凍らせないためにあるんだよ」

今回コージ苑が向かう土地は、冬は零下20度ほどにもなる。
凍らせるのであれば、外に食料を出しておく方が早いのだそうだ。
食料保存の温度を一定にするために、冷蔵庫があるのだと、
F嬢はそう言った。

これを聞いた母は、いたく喜び「おもしろそうねえ」と笑った。
こんな話で喜んでくれるのなら、いくらでも話そうと思った。



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