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■ 仏蘭西の交響楽作品
「他人から変だと思う自分のこだわり」という題でトーク番組をしていた。 私にもこれはある。 それは通勤の電車の乗る位置、帰りの電車の乗る位置が必ず決まっていること。それと乗る時刻が必ず決まっていること。 なんか他の場所じゃしっくりこないんだよな〜。 そういえば記憶をたどると小学生の頃からこうだった気がする。
さてさて今日はフランスの交響作品について少し述べてみたい。 ドイツやイギリス、ロシアやそのほかの国に比べると19世紀フランスは交響曲の作品はとても少ない。もしフランス音楽特集をやったら数回で交響曲のネタは尽きてしまうだろう。その少ないながらも極上(?)の作品を簡単に紹介しよう。
<ベルリオーズ(1803〜1869)> 今年生誕200周年を迎える彼はきっと各地でいろんな演奏会に引っ張りだこでしょう。彼の代表作は「幻想交響曲」です。アヘンを飲んだ音楽家が様々な幻想を見るといったプログラムの斬新性。イングリッシュホルン、2台のハープ、4台のティンパニ。およそシューマンやメンデルスゾーンと同時代とは思えない革新的な作品です。他にも彼はヴィオラ独奏を伴う「イタリアのハロルド」、独唱と合唱つきの劇的交響曲「ロメオとジュリエット」、吹奏楽のための「葬送と勝利のための交響曲」がある。しかしあまりに巨大な作品のためあまり取り上げられることは無い。
<グノー(1818〜1893)> オペラ「ファウスト」や「ロメオとジュリエット」で知られるグノーも交響曲をかいている。有名なのは管楽器のための小交響曲である。他にも交響曲を2曲書いていますが聴いたことがありませんので分かりません。
<フランク<1822〜1890)> 晩年のフランク60歳のときの名曲。全体的に渋めに響きます。ブルックナーと同じオルガニストだったためブルックナーと同じ手法(フェルマータの多用)を取り入れていますが、オーケストラ作品の扱いに慣れているのでこちらのほうがセンス良く聞こえます。2楽章のハープとイングリッシュホルンのソロはドヴォルザークの「新世界」と並ぶ名場面。
<サン=サーンス<1835〜1921)> 有名なのは第3番「オルガン付き」である。それ以前にも交響曲はあることにはあるがほとんど演奏されない。ほとんどが20代の作品なので習作と思われているのだろう。そのかわり50代のときに作曲されたこちらは各地でよく演奏される。1楽章第2部の天上的な美しさ、第2楽章第2部のオルガンを伴う大聖堂を仰ぎ見るような迫力。あまりに演奏効果が高いためついつい大スペクタルに演奏してしまうが、もともとかなり精密に書かれているのでこういった演奏されるとすべてが台無しになりやすい。
<ビゼー(1838〜1875)> 「カルメン」で有名なビゼー17歳のときの作品。しかし恐ろしく完成度が高いです。ビゼーがいかに作曲家として優れていたか分かります。作風はモーツァルトやロッシーニを思わせる軽快なものです。2楽章のオーボエソロはとっても美しいです。だけどあのソロは実は途中首席奏者の息継ぎのため3小節だけ第2奏者が吹くんですね。
<ショーソン(1855〜1899)> ヴァイオリン独奏と管弦楽の「詩曲」で有名ですが、彼もまた交響曲を一曲作曲しています。ただ構成力があまり強くないので少し散漫な印象を受ける。3楽章のトランペットは勇壮なんですけど。
<デュカス(1865〜1935)> 交響詩「魔法使いの弟子」が有名です。自己に厳しく気に入らない作品をすべて破棄してしまった彼の中で残った作品ですから優れているはずですが、あまり演奏されません。残念ながら実際私も聴いた事がありません。
<ダンディ(1851〜1931)> 「フランス山人の歌に交響曲」を作曲。ピアノがかなり活躍する珍しい作品。だけどあんまり印象が無い・・・どうしてだろう??
とまあこんなところでしょうか。 やっぱり19世紀の作品は少ないですね。 18世紀はゴセックやサン=ジョルジュ、マルタン、ダヴォーなど多くの交響曲作曲家がいてウィーンに並ぶ交響曲作成地だったですのに。 さてそれからマイナー作曲家を2人紹介。 メユール(1763〜1817)とルイーズ・ファランク(1804〜1875)です。 前者はアブネックによるベートーヴェン交響曲演奏に刺激を受け交響曲を作曲。第1番ト短調の第4楽章はシューマンがベートーヴェンの第5番の第1楽章との類似を指摘。後者はオペラ一辺倒なパリにおいて器楽作品を作曲続けた女性作曲家。
2003年03月04日(火)
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