| 2003年11月02日(日) |
淡白?(餅日記追記) |
になってきたような気がする今日この頃。
本日はアウトレットでお買物♪ ターコイズブルーのカットソーとチェックのスカートとグレーのタートルをゲットです。ホントはまだ欲しいものがあったのですが、お財布の事情で諦めました(苦笑)。 姉と好みが被りまくりで、カットソーは同じ色の微妙に型違いのもの、スカートは二人とも気に入ったのですが、丈が私向きだったので私が購入。頻繁にトレードされると思われます(笑)。
帰宅後昼寝ならぬ夕寝をし、夕食やお風呂を済ませてやっと波乗り。同時に今週のビデオを観ていましたが、どちらもあまり面白くなかった…(ファンの方すみません)。 最遊記リロードも鋼(第4話)も「何じゃこりゃぁ!」と故・松田優作になったり。脚本何とかしてくれよ…。いやマジで。あれがプロの仕事なの(毒)?
もう撮るの止めようかな…。
とか思いました(早)。 最近、アニメやマンガに対して執着しなくなってきたような。歳かしらん(苦笑)?本棚を整頓する好機なのかもしれません(笑)☆ 燃えたり萌えたりするのは大好きなので、そのうちまた周波が高まるのかとは思います。単に現在仕事がタイトなので、余力がないだけなのでしょう(結論)。
さて、それでは一日遅れですが今月の餅日記を書きましょうか。今回も日付に倣ってシゲ不破で。またラヴィ蔵に臍を曲げられると切ないので、ここで一度上げておきます(苦笑)。
…2時間掛かって後数行、というところでまたフリーズ。
……嫌過ぎる…(涙)。
シゲ不破書くなっつーことでしょうか、やはり。今(現在25時過ぎ)から気力と体力と記憶力の限界に挑戦、できる…かなぁ…(嘆息)。 万が一、ご期待なさってこちらにいらした方がいらっしゃいましたら済みませんです(土下座)。
現在28時。何故リトライの方が時間がかかるのだろうか…(汗)?計3回のフリーズを乗り越えた大遅刻オチなし日記、宜しければ読んでやってくださいな♪握力がピンチなので推敲ナッシンですが(をい)。 あ、毎度の事ながら日記に上げるSSもどきは各個独立してますのでご了承くださいませ(ぺこり)。 つか、そうでないとハッピーにならんので(やはり鬼だ…)☆
**************************************
風の無い、土曜の午後。晴天に紅葉が映える穏やかな一日。草晴寺の境内には賑やかな声が満ち溢れていた。 「おーい、ちりとり取って!」 「分かりました!」 「みんなー、ゴミ袋足りてる?…きゃ!」 「先生、折角集めたゴミを散らかさないで!」 「ごめんなさーいっ!」 落ち葉の山を崩した香取が慌ててその場を離れる。両手を握り締め、空を仰いて気合を入れると再度ゴミ袋の配布に取り掛かった。 午前中の部活が終了した桜上水サッカー部の面々は、昼食を終えた後、草晴寺に集合して落ち葉掻きを手伝っている。部活の休憩中に佐藤が零した一言を契機として、顧問の香取が意気揚揚と部員を先導してきたのだ。だが、その本人が一番足を引っ張っている現実も、部内では日常茶飯事である。 それでもどうにか境内の片隅に15のゴミ袋が山積するまでに至った。
「皆、ご苦労じゃったのぅ。本堂にお茶の用意をしたからゆっくり休んでいきなさい」 作務衣を纏った和尚が声を掛ける。ジャージ姿の香取と挨拶を交わして本堂へと案内する。その後にサン太を筆頭とする部員達が続いた。その流れに気付かぬのか、境内の片隅に佇む人影に近寄っていく。声を掛けるその直前、人影が軽く身震いをした。 「不破君、どうしたの?行かないの?」 「…ぬ?風祭か。俺はどうもせんぞ。で、何処に行くのだ?」 やはり意識に届いていなかったらしい。風祭は和尚の言葉を伝えた。二人は並んで歩を進める。 「…掃除して綺麗になった分、淋しくなったね」 「そうか?」 土塀間際に林立する木立を眺めた視線を不破に移して語りかけると、そんな味気ない答が返される。微苦笑が零れるが、それでも言葉を紡いだ。 「うん、僕はそう思うけど…。不破君は違うの?」 「うむ、考えた事も無い」 先程感じた肌寒さが同じ物に由来する事に不破だけではなく、風祭も気付いていない。 「やはりお前の考えは俺には理解不能だ」 顎に手を添え、一つ頷く。
だからこそ、考察のし甲斐があると言うものだ。
「バラすか?」 「え…っ!?」 不破の危険に輝く双眸。落雷に打たれたように風祭が硬直する。そんな事には頓着しない不破が、どんどん一人で先を行く。 「ふ、不破君、冗談止めてよ…」 「む?…冗談?」 「……え?」 至極真面目に見つめ返され、風祭の発汗量が一気に増加した。 「どうした、風祭?」 先に本堂に到着した不破が、靴を脱ぎながら再度風祭を振り返る。 「う…っ、ううん!何でもないよ!」 風祭の裡の何かが、ある事項の追跡考査を拒否したようである。ぶるぶると頭を振ると、笑顔を貼り付かせて不破に追いつくべく駆け寄った。
本堂でお茶と菓子皿を受け取った部員たちは、三々五々に別れていった。風祭が森長に呼ばれてそちらに向かう。それを見やった不破はひらりと体躯を翻して散策を開始した。 「本堂は人口密度が高い為、考察する状況としては不適切だな」 そんなことを独りごちると、やや日差しの和らいだ屋外へと歩いていった。 本堂の階段を降り周囲を巡ると、裏手にこじんまりとした枯山水もどきを発見した。考察前に観察すべく、腰を下ろす。続いて傍らに座り込む気配を感じた。 「佐藤」 「センセ、こんな所で何しとん?」 頭部をタオルで巻き、濃紺の作務衣を着た佐藤が鳶色の瞳で覗き込む。 「見ての通りここで休憩している。ところで佐藤、この寺は禅宗なのか?」 「は?何やいきなり。…そやなぁ、確か違たと思うねんけど。何で?」 「これだ」 目前の猫の額ほどの庭を指す。 「枯山水は禅宗の方丈前庭などに多く作庭されるものだからな。それに以前はなかっただろう?」 「そやな、最近和尚がハマっててん。竜安寺を目指しとるわけでもあらへんし、見逃したって」 刹那、眉宇を顰めたが、打ち消すように軽く掌をひらめかし、拝む真似をする。 「そんな事よりも、センセはどっちの餅を貰たん?」 ひょいと視線を不破の手元に移す。小さな菓子皿の上には手付かずの羽二重餅が一つ載っていた。 「あ、千両の方か。これはな、中の餡に黒糖…?蜜か何かが入っとって、懐かしい感じがすんねん。美味いで、食べてみ?」 「ぬ」 不破の眉間に縦皺が一本刻まれる。先に種明かしをされ、考察の機会を失ったのが不満なのだろう。それでもぱくりと頬張った。白粉を塗した柔らかい餅は、しっとりとした食感を味蕾に齎す。 「確かにお前の言う通りだ。…恐らく黒糖が入っているのだろう、美味いな」 次の一口もゆっくりと咀嚼して味わうと、最後に緑茶で咽喉を潤した。一部始終を見守っていた佐藤に向き直ると、軽く合掌して頭を垂れた。 「ご馳走様、だ」 以前、草晴寺で夕食を共にした時に教わった事を覚えている。その事実が佐藤の口角を綻ばせた。 「どういたしまして。さ、センセ口開けぇな」 「?」 小首を傾げつつも軽く口を開ける不破。その素直さに佐藤の方が面食らう。ぱちぱちと瞬いて息を零した。
全く、敵わへんなぁ…。
眦を仄かに緩め、そっと自分の皿から餅を摘み上げて食べさせる。 「これな、二つで一つやねん。だから両方食べて貰いとうてな。どや?万両のお味は」 やや関節の目立ち始めた指先と口の端に白粉を付けたまま、不破が餅を嚥下する。 「こちらは通常の漉し餡だな。餅に柚子が入っているからだろう、こちらの方が後味が軽いな」 正解した児童を褒める教師のように、佐藤は数回首肯して不破の頭髪を撫でた。 「その通り、ご明察や。この万両には柚子が効かせてあってん。『ゑびす餅』言うてな、年に一度しか食べられへんシリーズなんや…『朔日餅』って言うんやけど。 でな、今月は商いの神様…えびすさんの月やから、それに因んで金銀二重の小判餅が作られるんや」 「成程、その小判の金色がこの柚子だと言う訳だな」 金額を焼印された餅に透ける、陽光のような黄色を指す。 「そや。こっちも美味いやろ?」 視線を和尚の趣味に投げかけ、残り半分を味わいながら佐藤が問い掛ける。 「うむ。其々趣向は違えど、それほどくどくも無く食べ易いのは確かだ」 栄養補助食に対するコメントとも取れなくもないが、一応不破には受け入れられたようである。佐藤の頬が僅かに色付く。 自分の分を嚥下した直後、佐藤が噴きだす。飲む直前の翡翠の小さな湖面に細波が立った。 「センセ、餡が付いとる」 「む?」 瞠目した不破が、がっしと佐藤の頭部を両手で捉えた。そして、自分の口唇を寄せた。
え…っ!?何すんねん不破?いきなり積極的になって…!
その柔らかさに佐藤が惑う。だが、すぐさまその喜びを打ち消すような強さを額に感じた。 不破が、佐藤の頭部のタオルで口を拭いたのだ。ついでに掌も。擦ったお陰で、更に赤味を増した口唇を指差しながら不破が確認する。 「取れたか…?」 「…取れてへんよ。こっちやもん」 軽く瞼を落として顔を寄せると、ぺろりと羽二重肌を舐め上げた。 「!」 ぞわり、と甘さを孕んだ振動が不破の背筋を駆け上る。それを了承しつつも流してしまう佐藤は、深く笑んで不破の耳朶に囁きかける。 「ん、取れた。…不破の方が餅より柔らこうて美味しいなぁ」 瞬時に沸騰する体温を摺り寄せた頬越しに感じ取り、佐藤の機嫌は更に上昇する。両手で不破の頬を優しく包んで一言、強請った。
「…なぁ、おかわり貰えへんか、不破…」
「……勝手にしろ…」
半眼となった黒曜石が熱っぽく潤んでいるのは、気のせいではないだろう。一度頬にキスを落としてから、佐藤は小さく礼を言った。
「ありがとさん」
続く筈の「いただきます」という言葉は直接不破の味蕾に刻み込まれた。
**************************************
個人的には千両に一票(黒糖スキー)♪ そして必要以上に風祭が出張っていたり(笑)。ついでに過去最高レベルで不破が乙女だ…(苦笑)。こんなに惚れ込んでいる不破なんて存在していいのかしらん(訊くな)?
|