月のシズク
mamico



 反射神経の勘違い

確かに疲れていたし、注意力は散漫だった。
それは認める。

でもさ、自動改札機の挿入口で、キーケースから鍵を抜き出したり
部屋の前でなんのためらいもなく、鞄から定期を取り出すのはどうかと思う。
そりゃ誰も見てなかったとはいえ、あまりの無防備さに恥ずかしくなる。

それに、場違いなものを握ってしまった右手。
もちろんその右手に罪はないよ。
そんなにしげしげと右手を眺めたって、
右手は君に謝罪しないことぐらい知ってるだろ?

無意識に組み込まれた反射神経だって、ときには勘違いをするよ。
・・・って、私は誰に言い訳をしようとしているのだろう。





2002年02月04日(月)
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