こないだ話題に出した田辺聖子センセが書いた評伝「ゆめはるか吉屋信子」を借りて来ました。 上下巻1000P超の長編ですぅ〜〜。 でも面白くて半日で何とか下巻の途中まで読めた。 吉屋信子の評伝、ってだけでなく、彼女と交友関係のあった作家の事も書かれていて、日本近代文学史といった趣もあるっす。
作家になるまでには色々とご苦労もあったのだが、吉屋さんってやっぱ恵まれてるなあ、っていうのがワシの感想。 明治に役人の娘として生まれたけど、まだ女性の地位が低くて、でも彼女は近代的思想を持って育って行って、前時代的世界観と戦いながら成長してくんだけど、経済的に困った事がほぼ一つもないっていうのが恵まれてるってのが一点。 今で言うなら中流の上って位の階級でせう。 それから才能に恵まれてるのと、門馬千代さんていう素晴らしい伴侶に出会えたってのもそうっす。 とにかく、書くのが好きで、物語が頭から溢れ出て、スランプも少しはあったかもしれんけど、ほんと、ワシから見れば、うらやむばかりの人生であります。
それからワシが特に惹かれたのは流行作家になるまでの青春時代の箇所が面白かったっす。 まあ、マンガとかでも坂を登るまでが一番盛り上がるしねえ。 それから青春は恋愛の時代! 生涯の伴侶となった千代さんの前にも、別の女性と恋愛関係にあったそうですが、その書簡がもう気恥ずかしくなる位熱い! まるでBLを読んでいるようだ…、ゲフンゲフン。 結局その女性とは破局を迎えるのですが、切ないなあ〜。 千代さんとはお互い一目惚れって感じでしたワ。 ドキドキ…。 しかも千代さん、理系の数学教師であり、クールだけど家庭的なとこが萌え。 暴走しそうな吉屋さんを繋ぎ止めるって感じ。 それが吉屋さんが亡くなるまで続いたのよね。 ドキドキ…。 読みながら、ちょっとBL物っぽく脳内変換しちゃったよ。 病気だ>σ(´ρ` )ワシ。
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