ムッキーの初老日記
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2006年11月07日(火) 122号室(後編)

※昨日の前編に続きます。


なんだかすっきりしない気分でカラオケを終え
友人の車に乗って、友人宅まで帰ろうとした時のことだ。
助手席側のパワーウィンドウが、誰も触っていないのに


スーーーーッと開いたのだ。


私も、友人も、スイッチには手を触れていない。

「ええー!?どうして?どうして今あいたの?」

車の持ち主である友人が言った。私は
「機械だからね、まあそういうことも、あるよね♪」
と明るく言ったが、内心は心底怖かったのだ。

ついて来た・・・と、感じた。

友人宅から自宅に帰る道すがら
私は怖くてバックミラーがあんまり見られなかった。
カーステレオをがんがんかけて、一緒に歌いながら、家に着いた。

家に入っても、怖い。何かざわざわしたものを感じて落ち着かない。
すぐに家中の電気をつけ、TVをつけ、PCをつけ、線香をもくもくと焚き
粗塩を自分に、玄関に、そこらへんじゅうにぶん撒いた。

それでも怖い。怖いよう(T□T)!
説明しがたい「怖さ」が私を取巻いていた。

その時、サカモトちゃんからメールの返事が来た。
サカモトちゃんは昼間電波の届かないところにいる。
その返事を読んで、私は震え上がった。


 あんまり良くないモノがいるね。
 大きなモノだけで4体。気をつけてね。



やややっぱり(T□T)!怖いはずだよ!


そんな時、オッサン君が帰宅したのだが
その時、信じられないような事が起こった。
オッサン君がガチャガチャと鍵を開け、ドアを開け
「ただいまぁ」と言ったその瞬間に、部屋の空気が変化したのだ。
音にすると、シュン!と言うように
ざわざわした雰囲気がなくなり、いつもどおりの空気にガラッと変わった。

この時ほど、オッサン君が頼もしく思えた事は無かった。
オッサン君は、なんというか「素」のパワーがある。
こういうものを寄せ付けないというか、負に嫌われるというのか。

その後、オッサン君に今日あった事を聞かせたところ
「怖いから話すな」と言われ、夕飯を済ませ、風呂に入った。

そうしたら・・・何故かまた、いきなり恐怖心が甦ってきた。
とにかく怖くて仕方がないので、私は風呂の間中ずうっと鼻歌を歌っていた。
洗うのもそこそこに、慌てて出て、サカサカと着替え居間に戻った。

私の携帯の着信ランプが点灯していた。サカモトちゃんからだった。


そうそう、2体ムッキーについてきてるからね。
お風呂のあたりにいるみたいだよ。お風呂注意!



もう遅いよっ(T□T)!


やつらはいなくなったのではなく、隠れていたのだ。

その後、ちょっとしたことはあったが、どうにか乗り切り
翌々日には、跡形もなく気配は消えていた。


しかしまあ、なんというベタな奴らだろうか。
ドアをノックしたり、スピーカーから子供の声を出したり
窓をスーッと開けてみたり。霊現象の王道と言う感じだ。


どこのカラオケ屋かは、あえて申しますまい。
だがもし、122号室に通された時には、ご注意ください。
私も、二度とあの部屋はごめんだ。






+・+・+ 銀座千疋屋のオッサン君 +・+・+

11/07 軟水でも硬水でも飲んじゃえばいいじゃん。

11/06 週に3日は、裏返し。

11/05 週に3日は、うしろまえ。

11/04 スキー場で微笑まれたぐらいじゃ騙されないよ。

11/03 保坂、布袋、獅童。共通点が見当たらない。

11/02 あれじゃ『どっちの旅ショー』だよ。

11/01 スプーン曲げすぎて人生も曲げちゃったか。

10/30 木村庄之助は労働時間短そうでいいなあ。
 
10/29 声が響く所ではサラ・ブライトマンを歌いたくなる。

10/28 メビウスの輪の最後を見つけるのは俺なんじゃなかろうか。


ムッキー

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