ムッキーの初老日記
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2006年10月25日(水) 平浩二を忘れたい



先日、実家に行った際、その近所に住む友人
絶倫の倫ちゃんとファミレスでお茶を飲んだ時の事だ。

おかわり自由のコーヒーの飲み過ぎでトイレに行きたくなった私は
倫ちゃんに「ちょっとはばかりに」と言い残し、その店の一番奥にあるトイレに。

その時、その一番奥のトイレに近い席で、「面接」をしているらしかった。
スーツを着た20代前半であろう男女二人を前に、50代半ばくらいの男性が
履歴書っぽいものを前に置き、何か話をしているのが確認できた。

『ほう、面接か』

トイレに行くにはその3人の席の横を通らねばならないので
聞くとはなしに、会話が聞こえてきた。

50代の面接官が、20代の男性に言っていた。


君はちょっと、平浩二 に似ているね。






��( ̄▽ ̄) ←ミー




平浩二!何年ぶりに聞いたろうこの名前!
初老読者の中にも知らない方も多かろう、平浩二。
私もよくは知らない。
昭和40年代に「バスストップ」という曲がヒットした…程度の知識しかない。

平浩二に似てると言われても、あの20代のお兄ちゃんは知らないだろうし
もし何かの間違いで知っていたとしても、全く嬉しくもないであろう。

私はトイレの中でも、おかしくておかしくて、
個室を出て手を洗っていても顔がニヤけてしまい
他の人から見たらかなり怪しい女だったと思う。

トイレですることはすべて済まし、フロアに戻ったのは約3分後。
面接官の声が、聞こえてきた。


平浩二はね、福島県の平の出身でね

それで平浩二ってつけたんだよ







ぎゃははは(T凹T)はははははは!


まだ続いていたのか!あれからずっと!平浩二の話題が!
私がトイレで用を足し、手を洗い、髪を整えている3分間に
あの面接官のオッサンは、ずぅっと平浩二の話を!
しかも福島の平出身であるなんていう豆知識まで!

どうでもいい人に似てると言われ
どうでもいい人の出身地の知識まで植え付けられた男性は
もうどうでもいいよという顔をし
この3分で労働意欲も萎えたという目をしているのを
私は見逃さなかった。

一緒に面接を受けているおねえちゃんは、もっと気の毒である。
たまたま面接が一緒になった男性が平浩二に似ていたから
それがどうしたという感じであろう。

もし、このオッサンの会社に入社したとしたら
きっとこのおにいちゃんのあだ名はタイラくんでキマリである。
そんなイヤーな未来まで予見し、私は席に戻り、倫ちゃんに一部始終を話し
バスストップのサビを小声で合唱し、ひとしきり盛り上がった。


家に帰ってからも平浩二の事が頭を離れず
ついネットで検索し、こんな情報を得た。



平浩二

本名:平頼敏(よりとし)長崎県佐世保市出身




ぜんぜん平じゃねーじゃん!!



全くの無駄知識の上にガセネタを植え付けられた
あの男性が気の毒でしょうがない。

しかも通りすがりの私まで


出身校:県立佐世保工業高校
趣味:ゴルフ・映画鑑賞
特技:柔道初段


なんて、どうでもいい平浩二豆知識を
覚えたくも無いのに覚えてしまったじゃないか。







+・+・+ 銀座千疋屋のオッサン君 +・+・+

10/25 森山良子って自分の歌い方に酔っている。

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ムッキー